研究科10期生 吉田 芙実子さん

勤務先:株式会社シティ・プランニング 計画部

 

Q1:いまの仕事の概要や面白いところを教えてください。
都市計画における公園・街路樹・拠点整備・防災・住宅などの計画づくりに携わっていて、全国の自治体で様々な立場の方々とお話しさせていただきながら計画をつくっています。特に、公園や拠点整備の計画づくりでは、ゾーニングや行政・住民・民間事業者との調整など、まだまだ力不足を感じることもありますが、空間づくりと合わせて植物の活用を提案できたときは、やりがいを感じます。
そのほか、街路樹の診断や防災訓練の企画・運営など、毎年新しいことにチャレンジできることが面白く、その経験が他の仕事にも役に立ったりするので、日々楽しみながら仕事をしています。

 

Q2:進学しようと思ったきっかけは?
兵庫県立大学の学部生の時に園芸療法に関する授業を受けて、人は自然や植物と関わることでストレスが低減されることを知り、心地良いと思える公園や植物と触れ合える空間づくりに興味を持ったことが進学するきっかけとなりました。

 

Q3:学校ではどのようなことを学びましたか?
学校では「緑・植物・自然」を中心に、植物の名前から造園、保全管理、都市計画まで、幅広い内容を学ぶことができました。私の場合は、特に公園等の計画に興味があったので、図面やスケッチ・パースの描き方、資料の作り方、また自分が考えた計画等を発表する機会もあったため、どうやったら伝えたいことを魅力的に伝えれるか、などを学ぶことができました。

 

Q4:学校の魅力はどんなところにありますか?
授業では、毎日のように学校の敷地内のみならず、公園や森、様々な場所や施設へ見学や実習に行かせていただけたことが、この学校の大きな魅力の1つだと思います。また、様々な分野の先生やインストラクターの方々に直接質問やアドバイスを聞けるため、2年間、実践と知識の両方を思い切り学べるところも、この学校の良さだと思います。

 

Q5:学校で学んだこと、経験したことのどんなことが今役立っていますか?
現在の仕事では、提案を求められることが多く、授業で訪れた場所や公園、施設等で「実際に見たこと、体験したこと、感じたこと」をもとに、アイディアを練ることが多くあります。また、文章だけではわかりにくい場合は手書きパースを作成したり、イラストレーター等のソフトを使用して住民向けの配布物を作成するなど、「伝える力」を学校で学べたことは、現在の仕事でとても助けとなっています。そのほか、樹木や造園関係の資格取得時には、授業の内容がとても役に立ちました。在学当時は、都市計画の仕事をするとは思っていませんでしたが、公園等の計画や住宅関係の計画づくりでは、都市計画や防災の知識も必要となり、そのような内容を授業で学べたことはかなりの強みになっています。

 

Q6:受験生へ一言お願いします。
私自身はやりたいことが漠然とした状態で入学しましたが、先生方を含めて授業等で多くの方々の話を聞けたこと、また修了生の方のお仕事に同行させていただく機会もあり、「面白い!」と思えることが見つかりました。就職先を決める際には、30代で入学したこともあり、就職先が決まるか不安な時期もありましたが、とても相談がしやすい環境だったので、無事就職することができました。
学校はやってみたいことに挑戦できる環境が充実していると思います。ぜひ、オープンキャンパスに参加していただき、学校を見ていただければと思います。

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