講師:株式会社池田樹木医事務所 代表取締役 池田智哉氏(景観園芸専門課程6期生)

平成26年7月16日株式会社池田樹木医事務所でご活躍なさっている兵庫県立淡路景観園芸学校(景観園芸専門課程6期生)修了の池田智哉氏にお越しいただき,樹木医の仕事内容と樹木に対するこだわりなどをお話しいただきました.

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池田氏は,平成18年(2006年)3月に景観園芸専門課程を修了され、平成24年(2012年)7月に「株式会社池田樹木医事務所」http://www.ikeda-tdo.co.jp/を設立し、初代の代表取締役に就任されました。また、池田氏は過去に造園施工業者や設計会社にも就業経験をお持ちで、樹木の知識だけなく造園樹木のあらゆるニーズにも対応できる事業者として、顧客の信用を得ておられます。剪定作業を例にとっても、10年以上先を見据え、葉を間引き光合成の能力を弱めることで樹木の生長を遅らせ、樹木を大きく、太くさせず、かついたわりながらいつまでも同じ形で居られるよう樹木医ならではの剪定を行っています。近年、戦後復興期や高度成長期に植栽された街路樹が50年以上経ち、台風などで倒木する事例が後を絶たず、社会問題化されてきています。現実的には、予算や専門家(樹木医など)の手当が追いつかず、いつ重大事故に直面するか分からない状況下と言っても過言ではありません。今後ますますこの分野のニーズは高まるに違いありません。在学生諸君は、ここでの勉学をおろそかにせず、いろんな知識や経験を吸収し、社会の役に立つ立派な造園専門家になっていただきたいと締めくくられました。

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