1. 入講のきっかけ・動機は?
35年ほど従事していた前職(服飾デザイナー)を辞する際、次はなにより自分自身が良い気分で過ごせる好きな事に向かおうと次の道を探した時に学校の事を知りました。「これは!」と思ったのですが、当時は全寮制しかなく断念。数年後、ふと、目にした広報誌で通学制の事を知り受験しました。

2. 仕事(家庭)と学校の両立生活はいかがですか?
入学以前までパートの介護職としてフルタイムで働いていましたが、授業のある水・土曜日をはずした週4日勤務ができる職場に変えて調整しました。
問題は提出課題です。決して楽ではない介護の仕事をした夜にパソコンに向かうことになり、一応主婦としての夕食は手抜きが多く、見かねた夫がカレーなど作って応援してくれています。感謝!

3. 入講して印象に残ったことはありますか?
実習で、特別支援学校高等部の生徒に対して行われる就労支援目的の園芸療法を見学しました。それまで知的障害児と近い距離で向き合ったことがなく、少し構えて臨みました。草引きや花壇へ花苗の定植をする一人一人の様子を見ているうちに、彼らの出来る事や出来た事に遭遇すると、とてもうれしく思える自分自身を発見しました。

4. 修了後、園芸療法をどのように活かしたいと考えていますか?
まずは、現職の老人介護福祉分野で園芸療法士としての活動ができるようにしたいと思います。現場での経験的エビデンスを積み、いつか自分が設計から加わったガーデンで、訪れた様々な人が癒され、幸福な気持ちで過ごせる時間空間が提供できれば幸せです。

5. 通学制入講希望者にメッセージをお願いします。
入講して5か月が過ぎ、現在の心境は、好きな事を学ぶのはこんなに楽しいものか!という思いです。課題の期限を守る点では劣等生の私ですが、何とか完成した直後に、各先生方が伝えたいポイントが見えて、自分の中に入ってくるのが実感できます。受講生一人一人を大切に育ててくれる環境と、一緒に学ぶ同級生である仲間は私の財産となりました。
現在は補完代替医療の位置づけの園芸療法ですが、植物の力を借りて心の回復を第一に考える療法は、これから、より必要とされると思います。 

PAGE TOP