研究科12期生 岡本 佳奈さん
勤務先:株式会社ヘッズ 大阪本社
Q1:いまの仕事の概要や面白いところを教えてください。
公園緑地などのオープンスペースを中心に調査・計画、設計、マネジメントに関わっています。様々な地域で仕事を行うため、地域の特徴に応じた企画提案や、地元の方との調整などがあり、常に難しさを感じています。難しいことがある度に社内の方々のサポートによって、クリアしていき、日々学ぶことが多い仕事です。また、仕事で関わりのある自治体の方や、地域で活動されている方々と共に企画を考え実施することで、地域の方に喜んでもらえることにはやりがいを感じます。
Q2:進学しようと思ったきっかけは?
将来は漠然と「まちづくり」と「環境」を掛け合わせた仕事をしたいと思っておりました。しかし、大学は文系の学部だったことから、環境の会社情報が乏しく、とりあえず受かった会社に入社。仕事をしながら、コンサルタントの仕事を知りますが、第二新卒の転職の難しさがありました。そのような中で、自分のやりたいことの道筋を与えてくれそうな学校があることを知り進学しようと思いました。
Q3:学校ではどのようなことを学びましたか?
特に保全の授業が面白く、どのような環境であれば、どの植物や樹木が生育しているのかなど、今まで自分には無かった知識を得ることができ、自然環境の見方が変わりました。また、地域の自然環境の上に、地域固有の文化や産業が生まれていることを強く意識するようになりました。
Q4:学校の魅力はどんなところにありますか?
四季折々、様々な生きものに出会える環境で学び、そして生活できるので、いつの間にか生きものに詳しくなれるのは、他の学校では経験できない魅力だと思います。
Q5:学校で学んだこと、経験したことのどんなことが今役立っていますか?
学校には、「面白い」と思える研究テーマをサポートしてくださる先生が沢山いらっしゃいます。写真に写る嶽山先生は、自分の考えに更に面白いことを加味してくださり、心から良いと思える研究を行うことができました。仕事でも、自らが「面白い」と思えるものを考え提案することで、自信を持って相手に伝えることができるということを実感しています。兵庫県内で携わる業務が多いため、学校の先生や卒業生、県職員の方とお会いする機会があります。お会いできると嬉しいですし、また何か面白いことができるのかなという気持ちになります。(写真は、環境学習フェア2025の運営中に先生にお会いした様子)
Q6:受験生へ一言お願いします。
もし入学されたら、是非、学校の外に出てみてください。淡路島は、まちづくりや保全、デザインなど分野を問わず緑環境を学ぶのに非常に良いフィールドです。また、淡路島の各地に面白いことをされている方々が沢山いらっしゃるので、様々な事例を知り、人脈を広げることができます。