- 入講のきっかけ・動機を教えてください
仕事に忙殺される日々とコロナ禍の中で、自分自身が植物に癒される経験をしました。人生の転機にあると感じたと同時に、淡路島に園芸の学校があるという過去の記憶を思い出し、この学校を調べました。園芸療法がどのようなものか十分には理解していませんでしたが、植物に囲まれた環境で生活できることの魅力と、園芸の知識が身につけばこれからの人生のプラスになるという思いから入講を決めました。 - 寮生活をしてみてどうですか?
もともと一人暮らしをしていたため、寮生活にはすぐに慣れることができました。洗濯場が共用である不便さはありますが、慣れると大きな問題ではありません。あらゆる虫がたくさんいるのは環境上必然かもしれませんが、想像以上でした。レジデンスの中庭を借りて花や野菜を自由に育てることができ、癒しの時間になっています(こちらも虫との共存です)。レジデンス周辺には果樹も多くあるため、ジューンベリーやヤマモモ、ブルーベリーなど自由に収穫して食べられるのはとても贅沢だと思います。 - 入講して印象に残っているのはどのようなことですか?
初めて知ることや驚くことがたくさんあり、いろいろな意味で濃密な時間が流れてゆきます。授業で播種して日々観察する中で、その成長の早さに驚いたり、花が咲いて感動したり。じっくりと植物の生育に向き合う時間は、楽しいものです。校内の植物の変化は早く、忙しくしているとあっという間に見頃の時期を逃してしまうこともあります。 - 修了後、園芸療法をどのように活かしたいと考えていますか?
まずは身近な人の生活に、植物の癒しを提供できるとよいと思っています。社会福祉士というベースを大切にしながら、園芸療法を職業としてどのように活かしていけるか、これから考えたいと思います。 - 全寮制入講希望者にメッセージをお願いします。
授業は多くありませんが、課題や実習の準備・振り返りなど、スケジュール表には表れない時間の追われ方をするため、自分で生活リズムを守る工夫が必要です。また、園芸の知識だけでなく、医療・医学なども重要な知識になってきますので、学ぶ強い意志が必要だと思います。
全寮制の同級生はとても身近な存在で、たくさん意見を交わし合ったり、楽しい時間を過ごしたり。自分の人生において貴重な出会いであると確信しています。
買い物や外出等を考えると、車があると断然便利です。