2.キソケイ

学 名:Jasminum humile var. revolutum
科 名:モクレン科
原産地:ヒマラヤ原産
植栽場所:沈床庭園

沈床庭園の噴水広場に咲いている、キソケイを紹介します。

キソケイはヒマラヤ原産の常緑低木で、主に観賞用として庭に栽培されます。

花期は5~7月で、夏になると鮮やかな黄色い散房状の花序を咲かせ、葉の薄い緑と合わさってとても美しい色合いを見せます。

また、垂れ下がる樹形も特徴的で、傾斜地や石積みによく合うそうです。

名前の由来はソケイ(素馨)に似ていることと花が黄色いことからキソケイ(黄素馨)と呼ばれています。

 

 

「文化の中のキソケイ」

キソケイはソケイ属の総称であるジャスミンの仲間です。

ジャスミンには香料になるソケイやジャスミンティーに使われるマツリカなどありますが、キソケイは花に強い芳香はなく、もっぱら観賞用として流通しているようです。

またジャスミンの黄色い花としてはカロライナジャスミンがよく知られていますが、こちらは単葉なのに対しキソケイは複葉です。

 

 


<参考①:原色日本植物図鑑 木本編[1]>  
<参考②:街の樹木 ツリーウォッチングのすすめ>

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