4.ネムノキ


学名:Albizia julibrissin

科名:マメ科

原産地:日本、朝鮮、中国

植栽場所:職員用駐車場周辺・2階スタジオ北

 

名前も葉も花も・・・・全てがかわいいネムノキ。

4番目の記事担当者が一番好きな樹木であります。

 

今園芸学校周辺の至る所で、花真っ盛りのネムノキを見ることができます。

 

お花は横から見るとバブリーな扇子のような見た目です。

(7期生はバブルが弾けると同時に生まれた世代多いですが)

白とピンクのふわふわした花っぽい部分は花弁ではなく花糸と呼ばれる雄しべの一部なのですが、一見どれが花弁で、雄しべで、雌しべなのかよくわからないミステリアスさがたまりませんね・・・

 

葉は、対生・・・ではなく、2回偶数羽状複葉の互生です。

このややこしさと、柔らかな複葉の様子もまた、萌えです。

そして、葉を見るとなんとなく想像がつくかもしれませんがマメ科です。

草本のイメージが強い「マメ科」の樹木、なんだかキュンと来ないでしょうか。

 

樹形も花の様子も、熱帯性のネムノキ亜科の仲間に見られる特徴で、南国っぽい木のようです。

某CMの「この木何の木気になる木♪」でおなじみのモンキーポッドはネムノキ亜科の仲間です。

 

 

 

 

「文化の中のネムノキ」

「ネム」の漢字、「合歓」には喜びを共にする、添い寝をするという二つの意味があります。

前者はネムノキが夫婦仲を救った、中国の伝説が由来になっているそうです。

花言葉の一つにもそれにちなんだ「歓喜」があります。

そして後者は夜になると葉が閉じる性質から。眠りの木、ネムノキのもう一つの花言葉は「夢想」です。

夢みるねむ。なんだかとてもかわいらしい花言葉ですね。

 


<参考①:樹に咲く花 山と渓谷社>

<参考②:日本の樹木 山と渓谷社>

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