5.キンセンカ

学 名:Matthiola incana
科 名:キク科
原産地:地中海沿岸
植栽場所:企業花壇、カラーガーデン、園芸療法ガーデン

 

-ぽんぽんと咲くきれいな黄色の花に目を引かれ、思わず立ち止まった

 やっと寒さが本格的になってきた淡路島ですが、
 物寂しい冬の花壇にはキンセンカの黄色い花はとても生えますね!!

 属名のCalendulaはラテン語CalendaeまたはCalendsからきています。この語は、“月の初めの日”を意味していて、キンセンカがどの月にも続けて咲いているところからきています。まさに、冬の花壇にはもってこいの花ですね。

 1年草として扱われ、ヨーロッパ中央部から南部、特にカナリア諸島におよそ20種が分布しています。花の色は黄色、オレンジ色、クリーム色などがあります。花径は7~12㎝くらいで一重咲きと八重咲きのキンセンカが流通しているそうです。葉の特徴は、葉が交互につく互生で、へら状の形をしています。
 古くから早春の切り花として親しまれるキンセンカ。なんと淡路島は関西有数の切り花生産地なんです!!
 こうやって見頃の花として紹介できるのも、何かの縁ですかね、、、

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「文化の中のキンセンカ」

 

 日本では仏花として普及している花でもありますが、医薬として、ペストやその他の予防に用いて心臓強壮剤として砂糖漬けにしたり、チーズにも入れられてこともあるそうです。また、オランダやイギリスでは食用としてスープに入れて用いられています。
 現在、ハーブとしても利用され、ポットマリーゴールドと呼ばれています。

 


参考①:塚本洋太郎『原色園芸植物図鑑』保育社、1963年7月
参考②:大峡弘通『朝日園芸百科Ⅰ一,二年草』朝日新聞社、1988年2月
参考③:鈴木基夫、横井政人『園芸植物』山と渓谷社、1998年4月
参考④:「みんなの花図鑑」<https://minhana.net>

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