2.ムーレンベルギア カピラリス
学 名:Muhlenbergia capillaris
科 名:イネ科
原産地:米国東部、中部、南部
植栽場所:エルフガーデン向かい
イネ科の植物は大きな穂を持っているものが特徴的ですが、
今回紹介する植物は大きいだけでなく淡い赤紫色に変色します!
庭の中にあると、この時期は色と大きさでとてもインパクトのある植物です。
ムーレンベルギアカピラリスは常緑~半常緑の多年草で、暑さや寒さに強いので、暖かい所では半常緑で冬越しします。
また日当たりの良い場所を好み、種まきから2,3年で大株になるのですぐに見応えのある大きさになります。
大きな穂は触ってみるととてもふわふわしていて、柔らかいです。
英名では通称コットンキャンディグラスと呼ばれているそうで、確かに綿菓子(コットンキャンディ)のような感触とも言えます!
構造を見てみると、主軸から赤い小穂が円柱状についてお
り、糸のような細い線の先端にタネがついています。
無数の小穂が広がるようについていることで、やわらかい
印象を与えるのですね!
ちょうど9~10月が開花期ですので、今が見頃です!
「文化の中のムーレンベルギア カピラリス」
イネ科やカヤツリグサ科のようなふわふわしたグラス類をオ
ーナメンタルグラスと言いますが、その中でもこのグラスはま
だ認知度の低いめずらしい部類です。海外では人気が高く、
大きさを活かして一面に植栽されていたりします。日本ではガ
ーデンショーではよく見かけられ、赤ではなく白い穂をもった
ムーレンベルギア カピラリス’アルバ’というさらにめずらしい
品種も登場しつつあります。
<参考①:葉っぱの岬(http://happamisaki.jp-o.net/flower/m/muhlenbergia.htm)>
<参考②:The Color Encyclopedia of Ornamental Grasses,RICK DARKE>