4.ススキ
科名:イネ科
原産地: 日本、東南アジア
植栽場所:日本庭園、サンクンガーデン
秋の七草の一つ、日本のお月見には欠かせない(?)ススキをご紹介します。
ススキはイネ科ススキ属の多年生草本で、高さは1~2mになります。
日本全土に自生する野草ですが、斑入りのものなど、園芸品種も数多くあります。
道端で揺れる野生のススキも、ガーデンのおしゃれなススキも、
どちらも違う良さがあって素敵ですね。
穂はふわふわして触り心地が良いので是非触ってみてください(・・*)
アルファガーデンではタカノハススキ(Miscanthus sinensis‘Zebrinus’)、
ススキ‘パープルフォール’(Miscanthus sinensis ‘Purple Fall’)など、
数種類の園芸品種のススキを見ることができます。
アルファガーデンにお越しの際は、注目しながらお散歩してみてください。
「文化の中のススキ」
秋の七草の一つにもなっているように、ススキは古くから日本の文化に深く関わってきました。淡路島の中でも、地域ごとに色々な文化の中のススキがあります。洲本市の上灘地域では穂が出る前のススキで炭俵(焼いた炭を出荷するための俵)を編んでいたそうです。淡路島北部にはお正月の七草粥をススキの箸で食べる習慣があります。穂が付いたままのものを使い、その穂で隣の人をくすぐるんだそうです。秋と春の七草の素晴らしいコラボですね(・ω・*)
<参考①:野に咲く花 山と渓谷社>
<参考②:増補 日本イネ科植物図譜 平凡社>