4.クローバーティントベール
学名:Trifolium repens ‘Tint Veil’
科名:マメ科
原産地: ヨーロッパ
植栽場所:花の庭
四つ葉のクローバー探しや花の冠・・・・
皆さんお馴染みのシロツメクサの、カラフルな園芸品種をご紹介します。
草丈が低く、踏みつけに強い、そして茎が這い、地面を覆うように伸び広がっていくので雑草の防除、グラウンドカバーに最適な植物です。
しかし、丸く、模様入りの3小葉は野生種、園芸種ともにとても可愛らしいので、寄せ植えや花壇のアクセントとして使っても素敵ですね♪
クローバー「ティント」シリーズには様々な色のバリエーションがあるので、お好みのものを探して使ってみてはいかがでしょうか?
春には白いポンポンのような花序をつけます。
一つの花のように見えるのは、小さな花(蝶形花)が30~70個集まったもので、
一つ一つの小花の形を見るとマメ科らしい奥ゆかしい形をしています。
シロツメクサの名前の由来は、江戸時代にオランダからガラス容器を送るとき壊れないように乾燥したシロツメクサを詰め物にしたことから。
ドライフラワーの梱包材に包まれたガラス容器なんて素敵・・・・。
原産地の人々にとってシロツメクサが身近な植物であったということが覗えるエピソードですね。
「文化の中のシロツメクサ」
四つ葉のクローバーは幸運のお守り・・・・という話はあまりにも有名ですが、これは形が十字架に似ていることが由来なんだそうです。クローバーは古くから有名な牧草であるだけでなく、アイルランドやイングランドの硬貨に刻まれ、3つの小葉がそれぞれ愛、勇気、英知を表すとされるなど、ヨーロッパの文化に深く根ざした植物であったようです。
<参考①:野に咲く花 山と渓谷社>
<参考②:園芸植物大辞典3 小学館>