4.オキナワスズメウリ
学名:Diplocyclos palmatus
科名:ウリ科
原産地:沖縄、アジア南部、オーストラリア、熱帯アフリカ
植栽場所:園芸療法ガーデン
スズメウリ・・・・?
看板に書いてある名前を見て驚愕。
同じウリ科なのは間違いないけど、実も、葉も、
私の知っているスズメウリとは違い過ぎる・・・・。
調べてみると、こちらの方は『オキナワスズメウリ』。
スズメウリと検索しても、この子の画像がいくつも出てきますが
スズメウリとは別属、全く違う植物です。
スズメウリの実は味が薄いメロンのような味で
食べられますが、ネットを見ると
オキナワスズメウリの実は有毒という記述があるので、
食べちゃいたいほどの可愛い見た目ではありますが
観賞用として楽しむにとどめておきましょう。
画像検索してみると、「キャーッ!」と黄色い声を上げたくなるほど
色とりどりの可愛い実の写真が出てきます。
カラフルで可愛い実のなる、つる性の植物・・・・
緑のカーテンなど、活用できる場所はたくさんありそうですね。
「文化の中のオキナワスズメウリ」
オキナワスズメウリは、名前の通り沖縄に自生のある植物です。沖縄といえば特色ある方言が有名ですが、生き物にもたくさんの方言名がついています。オキナワスズメウリの方言名には「マディムヌカンダ」「クスカンダ」「マディムヌクスカンダ」「ヤマゴーヤー」などがあります。マディムヌは魔物、クスはトウガラシ、カンダはかずら(つるのこと)をさす言葉です。確かに、野生の植物にこんな色の実がついていたら、魔法とか魔界のような現実離れしたものを感じますよね。
<参考①:琉球の植物 講談社>
<参考②:与那国島の植物 与那国町教育委員会>
<参考③:沖縄植物野外活用図鑑 第5巻 低地の植物 新星図書出版>
<参考④:野に咲く花 山と渓谷社>