6.トサミズキ

06

 

学 名:Corylopsis spicata
科 名:マンサク科
原産地:四国地方
植栽場所:駐車場近くの道路際

 

5~10個が垂れ下がった黄色い花が、とてもかわいらしく咲いています。

 

今回紹介するトサミズキは、高知県高知市付近の蛇紋岩や石灰岩地のみに自生している落葉低木です。葉は対生ですが、先に花が咲くため、現在は葉を見ることができません。花期は3月下旬~4月が見頃となっていますが、去年の実の殻がまだ残っていました。

ミズキ科ではなく、マンサク科の植物で、これは葉の形がミズキ科の樹木と似ていることにちなむそうです。

下垂する無数のかわいらしい花を、どうぞALPHAに来てご堪能ください!!

 

 

「文化の中のトサミズキ」

レンギョウやマンサクと同様、江戸時代から庭木や盆栽、切り花として親しまれてきました。現在は公園や庭木としてよく見かけられる木ですが、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 


<参考①:やさしい園芸 http://www.yasashi.info/to_00004.htm>  
<参考②:濱野周泰『葉っぱで覚える樹木』柏書房、2005年9月>  

<参考③:岩崎哲也『都市の樹木433』文一総合出版、2012年4月> 

PAGE TOP