3.スノーフレーク
学 名:Leucojum aestivum
科 名:ヒガンバナ科
原産地:ヨーロッパ中南部
植栽場所:メタセコガーデン周辺
今回は、春の花壇の中でひときわ可憐な花、スノーフレークを紹介します。遠くからでは気づきにくいほど小さな花ですが、集まって咲いていると、名前の通り雪のかけらが散りばめられているようです。さらに近くで見てみると、白い花弁の先に黄緑色の小さな模様があり、とってもかわいいです。見かけたら、ぜひ近くで観察してみて下さい。
学名にある「Leicojum」は、「白いスミレ」という意味で、開花時にスミレのような香りがすることからこの名前がつけられました。また、濃い緑色の葉はスイセンに、白い花はスズランにそっくりであることから、「スズランズイセン」と呼ばれることもあるそうです。
かわいらしい花ですが、とても丈夫で育てやすいのが特徴です。寒さに強く、半日陰の場所でも育ちます。ただ、育ちやすいことという反面、繁殖力が強く、花壇から逃げ出して野生で繁殖してしまうこともあるようなので、植える際には少し注意が必要かもしれません。今回紹介しているのは、最も一般的に栽培されている春咲きの種ですが、秋咲きもあります。
アルファガーデンのスノーフレークは今どんどん咲き始めています。ぜひ一度見に来てみてください!
「文化の中のスノーフレーク」
スノーフレークの花言葉は、「穢れなき心」です。白くて小さな花姿にぴったりな言葉ですね。また、スノーフレークという耳障りの良い名前と花言葉の意味のせいか、よく小説や歌の題名として使用されているようです。有名なアーティストのGLAYや嵐の歌にも使われています。どちらも冬の季節の失恋を歌った曲です。確かに、切ないラブストーリーのタイトルにはぴったりな言葉かもしれませんね。
<参考①:朝日園芸百科 朝日新聞社>
<参考②:花言葉 http://www.kami-chan.net/hanakotoba/z272.html>