1.リュウノヒゲ
学名:Ophiopogon japonicus
分布:日本 中国 朝鮮半島
科属:キジカクシ科
植栽場所:正面玄関そば
ジャノヒゲは別名リュウノヒゲと言います。常緑多年草で草丈は10cm-30cmで暗緑色の草を地際からたくさん出します。樹林下に自生することから、日陰地のグランドカバーや庭園の下草のなどとして利用されていることが多いです。耐寒性や耐暑性があり、強健で育てやすい植物です。
ジャノヒゲは園芸品種がいくつかあります。たとえば一回り小さいタマリュウ(ギョクリュウ)や葉全体に白色の斑の入るハクリュウがあります。また別種ですが形状が似た葉が黒色のコクリュウもあります。
ジャノヒゲは葉に注目されがちですが、実はこの時期、7~8月にかけては花が開花しま。
花は小粒の米が重なったような形でとても小さく、目立たちませんが、見る機会は中々ないと思いますので、是非この機会に見に来てみてください。
リュウノヒゲは漢方として使われます。根を乾燥させて「麦門冬(ばくもんとう)」というせき止めの薬として利用されるようです。
このように植物の特性を活用したものが人々に恩恵をもたらしていることが実は多くあります。わたしたちの生活や文化は植物たちと、自然と切っても切り離されないものなのです。
<参考①:花と緑の図鑑http://garden-vision.net/tree/s_line/ceanothus.html>
<参考②:366日の花 http://www.teych.com/366hana.html>
<参考③:園芸植物 庭の花 前川文夫 小学館>