2.ワイルドオーツ

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学 名:Chasmanthium latifolium
科 名:イネ科
原産地:北アメリカ
植栽場所:サンクンガーデン、園芸療法ガーデン

 

 

 平べったく垂れ下がる小穂が特徴的な、一度見たら忘れられない形をした植物です。コバンソウに少し似ているなと思って調べてみるとその通り、別名をニセコバンソウというそうです。平べったいので、こちらの方が小判に似てるような気もしますが・・・。日本ではワイルドオーツという名で流通しています。

 

 ワイルドオーツはイネ科の宿根草で、コバンソウは一年草なのに対しこちらは多年草です。夏は緑色の小穂をたくさんつけ、10月前後になると穂が枯れ、冬には葉も枯れますが、茶色になった小穂は落ちずに残り、風情のある印象を与え続けてくれます。またとても丈夫な植物で、乾燥や多湿、暑さにも強く、日当たりと水はけさえ良ければ放置していても育ちます。地下茎であちこち増えるということもないので、安心して植えられます。

 

 これからの時期、色合いが変化して茶色になったワイルドオーツが見られると思いますので、是非チェックしてみてください(^^)

 

 

「文化の中のワイルドオーツ」

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 野趣があるのでオーナメンタルグラスとして、ワイルドガーデンや秋の風情を感じさせる植栽として使われたり、和風の寄せ植えにも使われます。小穂は余計なところに伸びたり大きくなりすぎないので、狭い庭にも安心して使えますね。また、特徴的な花穂はドライフラワーとしてもよく利用されるそうです。

 


<参考①:日本イネ科植物図譜>  
<参考②:The Color Encyclopedia of Ornamental Grasses,RICK DARKE>  
<参考③:花と緑の図鑑Gardenvision(http://garden-vision.net/flower/wagyo/wildoats.html)> 

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