さる8月2日、本校において、第5回目となる国際共同学生セミナーを開催し、当校からは学生2名が参加し英語での発表を行いました。
三大学大学院の共同による学生セミナーは、2013年にソウル大学で始まり、以降各校が順番に持ち回りで開催してきており、今回で第5回目となりますが、今回はこれまでの三大学に加え、インドネシアからボゴール農科大学の参加もあり、4大学での合同セミナーとなりました。
さらに、国内で連携している宮城大学とはインターネットを活用した遠隔システムで結び、意見交換に参加してもらいました。
今回のプログラムは、以下のようになっており、本校からは二年生の石塚昇路君とNGUYEN THI DIEM MINHさんが現在取り組んでいる修了制作のこれまでの成果を発表しました。
発表に先立っては、本校の藤原研究科長から歓迎の挨拶を行い、ボゴール農科大学のBambang Sulistyantara造園学科長・教授から基調講演を、ソウル大学環境大学院造園学科のSonYonghoon学科長、およびSongYoungkeun先生からも研究紹介をいただきました。
学生発表では、本校とともにソウル大学、千葉大学、ボゴール農科大学のそれぞれからの発表があり、活発に意見交換が行われ、学生同士の交流が深まりました。
なお、今回はこのような研究発表会だけではなく、ランドスケープに関する実際の活動を共同で行う取り組みに挑戦し、本校のキャンパス内に参加学生らが共同で「坪庭」づくりを行いました。
坪庭は、本校キャンパスの屋上庭園の一角の2㎡弱の花壇とし、そこに本校修了生で造園施工会社に勤める矢倉達也氏の指導のもと、参加者全員で坪庭制作を行いました。
全員の協力で立派な坪庭ができあがり、以前の花壇からすっかりようすが変わりました。
また、制作のようすは、(こちら)から 連続写真アニメとしてもご覧になれます。
今回の体験は、どうしても屋内での研究作業が中心となりがちな大学院生にとっては、実際のランドスケープ作品を制作するという貴重な経験になったと思います。
終了後は、全員でBBQを楽しみました。
翌日は、本校近くの小さな酒蔵と壮大なランドスケープ作品である淡路夢舞台を見学し、お昼に解散となりました。
この取り組みは、次年度以降も三大学を中心に継続していく予定です。