平成29年3月30日、ソウル市にある大規模公園「ソウルの森」において(財)ソウルグリーントラストと共同ワークショップを開催しました。
このワークショップは、平成29年1月に同財団と本校が学術交流協定を締結後、同財団が運営するソウルの森の生態園地区の活性化方策についてアドバイス依頼があり、これに応える形で開催したものです。
本校では、平田教授が中心となり関西で活躍するランドスケープ実務者5名と訪問団を組織して現地を訪問し、共同ワークショップでその活性化を検討することとしました。
訪問団は、3月29日午後現場入りして、現地の案内を受けた後、その日の夜と当日のお昼過ぎまで提案資料作成作業を行い、午後共同ワークショップにて議論を進めました。
訪問団の提案は、生態園地区だけではなく周辺の施設も含めて考えてみること、生態に関する教育だけではなく、水辺の植物の見学需要なども取り込むことなどを盛り込んだものでしたが、ソウル市から「生態園」として管理を委託された経緯から、同財団ではこの地区の管理運営を固定的に考えすぎていた帰来があり、訪問団の提案は、彼らの考え方を少し転換させることにつながったようです。
同財団では提案をもとに今後の活性化方策を検討していくことになりました。
また、訪問団にとっても、海外の公園の利用活性化の提案を、わずか一日足らずで作成するというハードなスケジュールでしたが、円滑なチームワークでプレゼン資料を作成し、先方にも喜ばれるとともに、各メンバー自身にとっても大きな成果となった、と感じたようでした。
なお、当日のようすは韓国のランドスケープ専門雑誌「環境と造景」の電子版に下記のように紹介されました。