札埜講師からのインドネシア現地調査報告です。
インドネシア現地調査報告
平成26年6月7日から12日に研究のためインドネシア
共和国アチェ州に行ってきましたので,現地の街並みや生活などを簡単に紹介したいと思います.
アチェ州はインドネシア共和国スマトラ島の北端に位置します.日本からは飛行機を乗り継いで,およそ半日かかります.
スマトラ島は,2004年の大津波で死者30万人を超す甚大な被害を受けました.街は既に復興を遂げており,大津波の爪痕はほとんど残っていませんでした.下の写真のように,大津波に遭った建物などが保存されている災害記念公園が整備されており,今でも多くの市民がそこを訪れていました.
幹線道路では路面はもとより街路樹やグリーンベルトなどの整備が進んでおり,自動車の左側通行とあいまって,日本の幹線道路と区別が付かないくらいでした.しかし,一歩市街地に入ると,そこはバイクで溢れかえっており,日本とは異なる雰囲気でした.
インドネシアではマンゴー,パパイヤ,ジャックフルーツ,
ドリアン,バナナなどの果樹生産が盛んで,市場には安くて美味しい果物があふれていました.特にバナナは小ぶりですが,甘く,少し酸味もあって,とても美味しかったです.
現地ではカレー,ナシゴレン,ナシミーなどを食べましたが,どれもとても美味しく,生水にさえ気をつければ日本人の味覚にあっていると感じました.街中の食堂はとても安く,左下の写真のナシミーと付け合わせとミネラルウォーターでおよそ100円でした.また,現地の人は喫茶店が好きで,平日の昼間から成人男性がタバコをふかしながらコーヒーを飲む光景を多く見ました.郷に入れば郷に従えで,私もインドネシアの共同研究者と共に1日2~3回喫茶店に入り,美味しいアチェコーヒーをいただいてきました.