小さな春みつけ

春の訪れが待ち遠しく感じるこの頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
花とみどりのまちづくり研究室ティーチングアシスタントの辻です。

2月13日に景観園芸演習発表会が、多目的ホールで開催されました。
淡路景観園芸学校(兵庫県立大学大学院)では、
学生生活の集大成として、発表会を行っています。
最優秀賞には、山本あゆみさんが選ばれました。
また、マネジメント研究科の学生さんたちにつづき、
ガーデナー本科コースの山本絋子さんと山田いづみさんが発表されました。
日頃の活動と発表に、お褒めの言葉をいただかれておられました。
みなさま おつかれさまでした。

今年は、春遅い感じではありますが、小さな春みつけに少し散策してみました。
この時期、おなじみの梅の花。
アルファガーデンでは、図書館の西側で、
白、赤、桃の三色を楽しむことができるのですが、去年より開花が遅いようです。
昨日、確認した時は、まだ蕾でしたが。。。おっ!!
今日は、紅梅が数輪、咲きだしていました。

シナマンサク
まだ前年の種子の殻や枯葉が多くついたままの状態で、花を咲かせています。
早春に黄金色で一面に花が咲くことから、
秋に豊年満作を願うという意味からマンサクと呼ばれたとも言われています。
よく見ると花びらは細くヒラヒラして面白い形をしていますね。

学校の玄関で、お越しになる方々をお出迎えする、ツバキ 侘助もやっと開き始めました。
花は比較的小さく一重、ピンクと白が混じり合った花は、
とてもかわいらしさを感じさせてくれます。
侘び助はツバキとチャノキの雑種といわれるそうです。
京都の古い品種で、以前に胡蝶侘助とお聞きしました。

 

この時期 一番彩り豊かなコニファー
花が少ない時期に、さまざまな色の葉で目を楽しませてくれ、
寒さに当たっていっそう鮮やかになっています。
この時期ならではの素敵な景観と言えるのではないでしょうか。

コニファーとは、針葉樹の多くの仲間の総称です。
品種によって一年に何十センチも伸びるものや、
年に数センチしか延びず何年もかけて大樹になっていくものもあります。
コニファーは、円錐形で緑のイメージですが、
いえいえ、いろいろな形や緑以外の色もあるんです。その中の一つをご紹介いたします。
ニオイヒバ’サンキスト’ 学名 Thuja occidentalis’Sunkist’  ヒノキ科
レモンイエローに輝く葉、柑橘類のような香りがあります。

 

メタセコイアのあるメタセコ緑地

 ALPHAガーデンのお気に入りは何処ですか?と学生さんたちにお聞きすると。。。一番多いののがココです。そのメタセコイアの下で、この時期のお楽しみは。。。小さな白い妖精
妖精が花になったらこんな感じかもしれない、と思わせる姿。
草丈は10cmほどと小さく、一つだけ咲いているのも可愛いですが、
このように数株がまとまっているのも素敵ですね。
オオマツユキソウ(大待雪草) ヒガンバナ科  学名:Galanthus elwesii
原産地は、南ヨーロッパ  
Galanthus属の植物をスノードロップと呼び、
他にも別の種や品種がありますが、 日本で主に栽培されているのは、このオオマツユキソウです。

 

そして、道路から車で通っていても一番目立つ、企業花壇
種苗会社様等から花や苗の提供を受けて整備した花壇を「企業花壇」とし、
本校が定めた「フィールド育成管理指針」の中で、
「景観園芸」の発信拠点の中心区域の一つとして位置づけ、管理しています。
まちづくりガーデナーで学んだ修了生が組織する
AGN会員の有志「グリーンメイト」さんが中心となって、管理運営を行っています。

 

 

ロックガーデンのギンヨウアカシアの黄色い蕾がいっぱい!!もうすぐ咲き出します、楽しみですね。

 

面白い枝ぶりのサラサモクレン‘福寿’ 冬芽も随分と膨らんできました。

まだまだ寒さの続く淡路島ですが、
少しずつですが、春の扉が少しずつ開いてくるんだなぁとうれしくなります。
植物は着実に春の準備をしています。
たくさんの花が咲き誇る春が待ち遠しいですね!

 

インフルエンザの猛威もようやく落ち着いたようですが、みなさま どうぞ ご自愛ください。

平成30年2月22日(木)

PAGE TOP