2月 花と緑のまちづくり研究室の粟田です。
梅一輪一輪の暖かさと言われるほどに、三寒四温の時節になりました。
寒さのなかにも春の訪れを感じる幽趣佳境のガーデンの眺めをご覧ください。
ソシンロウバイ(Chimonanthus Praecox `Concolor‘)の繊細な花弁は蝋細工のようです
可憐な小粒の花と、甘い香りは春の予感を振りまいて和ませてくれます
二ホンスイセン(Narcissus tazetta var.chinenis)の斜面に群生する姿と芳しい香りは春の訪れを告げているようです
学名は水面に映った自分の姿に恋い焦がれたナルキッソスの話に由来します
センリョウ(Sarcandra glabla) の赤い実が玄関を彩ります。マンリョウ(Ardisia crenata)も並んで実をつけています
センリョウは実を葉の上につけ、マンリョウは実を葉の下につけ、どちらも縁起物として庭木の定番です
カルーナブルガリス (Calluna vulgaris cv.)の赤い花はロックガーデンに色を添えます
カルーナの学名には「掃く」という意味があり、これはカルーナの枝を利用して、ほうきを作ったことに由来します
タチカンツバキ(流通名サザンカ)(Camellia sasanqua`Kanjirou‘)の美しい濃いピンクの花びらは魅惑的
カンジロウの別名は服部勘次郎氏が作り出した品種と言われています
セイヨウヒイラギナンテン(Berberis aquifolium)の上向きに伸びた花穂が嬉しそうに微笑んでいるようです
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沈床庭園の池ではカエルの卵が見られます
サンゴジュ (Viburnum odorassimum)の枝に成虫のまま越冬するバッタのクビキリギスが姿を見せました
オオカマキリの卵も葉の裏側にしっかりと付いていました
ホオジロの巣篭がありました。春はそこまで近づいています
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