寒空の下で

今年も年末を迎え、慌ただしくなってまいりましたが、
みなさまお変わりございませんでしょうか。
花とみどりのまちづくり研究室ティーチングアシスタントの辻です。

日本庭園も すっかり木々の葉が落ち、冬景色になりました。

 

★♪もうすぐ来るクリスマス♪★
玄関に入ると正面に素敵なリースが飾られています。

 

クリスマスと言えば、木へんに冬と感じで書く、柊(ヒイラギ)。
斑入りのヒイラギが小さな白い花を咲かせていました。

 

クリスマスリースに飾りたいような赤い実 

・・・葉がくれに現れし実のさねかづら  (高浜虚子)・・・

艶やかなサネカズラの実がぶら下がってました。
鮮やかな、それ以外に言いようのない赤色 この美しさは格別で、惹きつける魅力があります。
ハッとするような鮮やかな赤い実 緑の葉と赤い実のコントラストがクリスマスの時期にぴったり。
別名:ビナンカズラ(美男葛)
昔は蔓の粘液をとって整髪料に使っていたので、美男の葛という別名がつけられそうです。

日を浴びて輝く鮮やかな赤い実は、なにか胸にぽっと灯りがついたように感じました。
山野の樹木に花が少ないそんな時季には、この可愛い実は、人を惹きつける魅力があります。

 

事務所棟の玄関前では、赤やオレンジ色のピラカンサの実とハクサンボクの実が目を惹きます。

 

ハクサンボクの赤い実、ガマズミによく似てますが、ガマズミは落葉しますが、ハクサンボクは常緑です。

 

そして、金鈴子もいっぱいぶら下がってます。
初夏に薄紫色の小さな花をいっぱい咲かせていたセンダンの実。
俗に栴檀坊主とも言います。

そして,ひっそりと上品な香りを漂わせて、ソシンロウバイが咲き始めました。

 

隅っこの方では、ほわほわの毛皮のコートで包まれたビワの花が咲いていますよ。
・ここまでが、普段あまりみなさまが見る機会の少ないと思われる、事務所棟玄関前の植物の紹介でした・

 

エルフガーデンではまだまだ一際存在感を示している
メキシコ原産のクフィア メルビラ(ミソハギ科)

 

エルフガーデンの向かい、ALPHAガーデンのガゼボ近くでは、
クニフォフィア クリスマス・チアーの松明のような形をした赤い植物が目立ちます。
欧米では花穂が松明に似ていることからトーチリリーとも呼ばれています。
一般的なクニフォフィアの開花は初夏ですが、
このクリスマス・チアーという園芸種の開花期は晩秋~初冬となっています。
寒くなっていくこの時期、暖色系の花があると温かく感じます。

 

レモンマリーゴールド 
鮮明な黄色のひときは目立つ花を次々と咲かせています。
寒い季節に咲く黄色い花は温かさを感じますね。

 

園芸療法ガーデンでは、ビオラ、パンジー、ストック、ハボタン等
たくさんのお花やハーブが、レイズドベッドに植えられていました。
中でもスイスチャードが一際目を惹いてました。

 

分区園の野菜 美味しそうです!!

 

市道沿いの企業花壇
先日、グリーンメイトのみなさんが作業をされ、
ALPHAの文字がハボタンでデザインされ植栽されてます。
ALPHAの文字を全部一度に見るのは難しいですが、ひとつひとつ見てくださいね♪

・・・寒空の下でも、ちょっと歩いてみると いろんな発見があるものですね・・・

明後日の12月22日(金)は、二十四節気の冬至です。
これから寒さも厳しくなってまいりますが、
どうぞお風邪などひかれませんように、体調に気を付けてお過ごしください。
少し早いめですが、みなさまにとって輝かしい越年をお祈り申し上げます。     

平成29年12月20日(水)

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