小さな春の訪れ

春の訪れが待ち遠しく感じるこの頃ですが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
花とみどりのまちづくり研究室ティーチングアシスタントの辻です。

2月19日(火)に景観園芸演習発表会が、多目的ホールで開催されました。
学生生活の集大成として、発表会を行っています。
最優秀賞には、吉野 咲さんが選ばれました。
また、マネジメント研究科の学生さんたちにつづき、
ガーデナー本科コースの原清美さんと梅本孝さんが発表されました。
日頃の活動と発表に、お褒めの言葉をいただかれておられました。
みなさま おつかれさまでした。

今日は、あいにくの曇り空ですが、寒さが和らいできましたので、
小さな春の訪れをみつけに散策してみました。

学校の玄関前では、ツバキ 侘助がお越しになる方々をお出迎えしています。
花は比較的小さく一重、ピンクと白が混じり合った花は、
とてもかわいらしさを感じさせてくれます。
侘び助はツバキとチャノキの雑種といわれるそうです。
京都の古い品種で、以前に胡蝶侘助とお聞きしました。

 

図書館の西側で、白、赤、桃の三色を楽しむことができるのですが、
紅梅と白梅が数輪、咲いています。

この時期、春の訪れを感じることが出来る 梅の花です。

 

まだ前年の種子の殻や枯葉が多くついたままの状態で花を咲かせているのは、シナマンサクです。
早春に黄金色で一面に花が咲くことから、
秋に豊年満作を願うという意味からマンサクと呼ばれたとも言われています。
よく見ると花びらは細くヒラヒラして面白い形をしていますね。

 

カワヅザクラ(河津桜)がもうすぐ咲き始めそうです。

早咲きの桜の代表種で、鮮やかな濃紅紫色の花は、
春の扉が少しずつ開いてくるんだなと、うれしくなります。
カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配種と考えられています。
花言葉 「想いを託します」だそうです。

 

ずいぶんとつぼみも膨らんできたのは、シナミザクラです。
ALPHAガーデンにはこのほかにも様々なサクラが植栽されています。
カワヅザクラを皮切りにいろいろなサクラがこれから花を咲かせ、
私たちを楽しませてくれることでしょう。

 

メタセコイアのあるメタセコ緑地
そのメタセコイアの下で、この時期のお楽しみは。。。
小さな葉は、冬中つややかで深緑色が美しいです。
普段は、目立たない 存在なのですが、
この時期は、ほんのり香りが漂って気にかけて欲しいなと存在感を示す。
和らぐような微かな良い香りがします。
サルココッカ ‘コンフサ’ 花弁のように見えるのは、ガク片なのだそうです。
ちょんちょんと二つの突起が出てて、なんとも愛嬌のある実もこの時期みられます。
芳香が放たれるまでは、 花が咲いていたことも気付かないけど、
この時期は花の香りと実も楽しめる
メタセコ緑地の日陰でも丈夫によく育ってている、観葉植物としても楽しそうだ。
コンフーサ(芳香のある白花、黒熟果)と、
ルシフォーリア(赤熟果)などの種類があるそうです。

 

 

面白い枝ぶりのマグノリア`スーザン’の冬芽も随分と膨らんできました。

カラーガーデン

カラーガーデンの花の名板は、学生さんが身近な材料で作成されたものです。

 

園芸療法ガーデン
パンジー、ビオラ、ネモフィラ、キンセンカなどの花が咲いています。

この時期のお楽しみ ふわふわの可愛い アカメヤナギ(フリソデヤナギ)

 

スイセンもいい香りを漂わせ咲き誇っています

 

少しずつですが、春の扉が少しずつ開いてきて、
植物は着実に春の準備をしています。
たくさんの花が咲き誇る春が待ち遠しいですね。

平成31年2月20日(水)

 

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