1 月
‟ 寒中 お見舞い申し上げます。”
皆様 お元気に新しい年をお迎えの事と存じます。
花と緑のまちづくり研究室の柳川です。
今日から2月3日迄を暦の上では「大寒」
1年のうちで一番寒い頃といわれています。
空気は澄みわたり、寒さが和らいだキャンパスを散策してきました。
【側道沿い】
寒空に開花する花木
一番 早く咲く春を告げる花木として
名前の由来も「先ず咲く」からきている。
シナマンサク:マンサク科 中国原産
【四季の庭】
ソシンロウバイ:ロウバイ科
江戸時代・中国から渡来し、花が蝋細工のような質感をもつ。
寒風の中で、香りを放つ
咲き初めの黄色い蠟梅に 心が引き寄せられる。
ポツン・ポツンと開花を続け、
遥か先にある春を手繰り寄せているかのようである。
馬酔木:ツツジ科
馬酔木は春・白い花が開花する(右写真)
蕾の頃はこんな紅色をしていた(左写真)
ドウダンツツジ:ツツジ科
寒さ只中の冬木群のなかにあって、
真っ先に 赤い芽を吹く小さなその生命力に 思わずシャッターをきっていた。
研究生たちによる竹風鈴
時折 カラカラ♪ と 乾いた音
風と野鳥の音が応答するアルファガーデンです。
【ロックガーデン】
アキバキミガヨラン(厚葉君が代蘭):キジカクシ科ユッカ属
北アメリカ原産
メンテナンスフリーの庭園樹として よく見かける
中央の雌しべと 6本の雄しべがあり、ユッカ蛾が媒介して受粉するしくみ
冬枯れのアルファガーデンに
ダイナミックな生命力を見せてくれるのは
青の龍舌蘭(リュウゼツラン):北米・メキシコ原産
生涯に1度しか咲かない花(センチェリーフラワーとも)を 昨年9月開花
今も 倒れず~巨大なアスパラガス!?は、すくっと立っていました。
その株元(右写真)
しっかり子株を携えています。
世代交代が自然界でも静かに進む。
メキシコでは、その葉の絞り汁を醸造して、テキーラとして世界中で愛飲されている。
この巨大な多肉植物・この寒風の中あっても この地でしっかり息づいていました。
~ほんのり色ずく夕景に紀淡海峡・友ヶ島を望む。
今年こそ 平和で穏やかな日常の日々に戻りますように
寒気 厳しきおりですが、どうぞお身体ご自愛くださいませ。
令和5年1月20日(記)