2 月
梅の蕾ほころぶ季節となりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
花と緑のまちづくり研究室の柳川です。
園芸学校のキャンパスも木々の芽吹きと共に、
ヒヨドリやメジロ・雀 の鳴き声が響き渡る
アルファガーデンを散策してきました。
【側道沿い】
寒空に開花する花木
黄金色の花から「豊年満作」の意ともされる。
前年の葉が枯れ枝に残り、葉に先立ち花が咲く。
それにしても奔放な花弁 不思議な花である。
シナマンサク:マンサク科 中国原産
【ロックガーデン】
モリシマアカシヤ:マメ科
枝先には 蕾が膨らんでる・・・
黄色く小さいポンポンのような・可愛い花をつける。
ヒマラヤユキノシタ :ユキノシタ科(和名・大岩団扇)
英名:ベンゲニア ヒマラヤ山脈原産
春を待つ・草花たち
寒さを押し退けるように顔を出し
一斉にカメラ目線
ビオラのお出迎えです。
冬の太陽を一身に集め・黄金色に咲く
水仙は中心に副花冠・大杯があるものを
ラッパ水仙 : ヒガンバナ科
【実技フィールド】
南側斜面一面に日本水仙が咲き・
そよぐ風に清楚な香りを放つ
どうして花には沢山の形・色・香り・蜜があるの!?
動く事ができない植物~繁殖に秘められた解決策
風に乗せて花粉飛散・自家受粉・受粉の運び手を引き寄せる
植物の多くはあの手この手で、
特定の運び手だけを惹きつけるように進化してきた。
人知れず生存競争を繰り広げているようには
とてもみえないアルファガーデン
可憐な花だって生き抜く為に
色・形・香を綿密に使い分けた生存戦略があった。
【令和4年度景観園芸演習】
2月14日 兵庫県立大学大学院 研究生による演習発表が行われました。
24期ガーデナー本科生 の
梅崎 泰司さん 「放置された花壇の再生」
松本 知子さん 「地域コミュニティの活性化ー花そだてから広がる”ご近所さん”
実践的に活動されているお話が印象的、ガチガチの研究生の発表とは一味違う、
力み過ぎない穏やかな発表に、これまでの経験を垣間見た思いです。
プレゼンテーション発表・ご苦労様でした。
【屋上庭園から】
乾燥したこの時期・落葉樹やコニファー類の
綺麗な円錐形に刈り取ったコニファー
バイオネクスト:剪定枝や伐採木・落葉 などを円形に積み上げ
鳥の巣のように作ったもの。
緑の持続的活用法(堆肥は園地に還元)としてSDGsの実践です。
いつも・園庭を綺麗に管理して下さるスタッフ~
ボランティアの皆様
本当に感謝申し上げます。
1月末の寒波の時のシンボルツリー
厳寒の雪をも起こして咲く生命力を秘めて
アルファガーデンに春の訪れを約束する。
もうしばらく、コロナ禍に留意しながら・・・
春の訪れと共に
野鳥の囀りを確かめにいらしてくださいね。
令和5年2月22日(記)