TRIADプログラムは、アメリカ、フィデリティ財団の支援のもと、世界の造園・園芸界をリードする三つの庭園・公園エリア(アメリカ・ロングウッドガーデン、イギリス・ヒドコートガーデン、そして淡路)が、連携・交流してこれからの各国の造園・園芸界を担う人材を実践的に育成していこうとする挑戦的プログラムです。

プログラムの概要

本プログラムは、アメリカ合衆国のフィデリティ財団のスポンサーシップのもと、日米英各国が育んできた園芸技術を相互に交流させ、各国の園芸技術のさらなる深化を担う人材を育成し、その発展に寄与することを目的として、淡路(本校および夢舞台温室)、ロングウドガーデン(アメリカ、デュポン財団)、ヒドコートガーデン(イギリス、ナショナル・トラスト)の三者が相互に研修生を交換する研修プログラムです。

かねてよりさまざまなNPO活動に積極的支援を行ってきたフィデリティ財団が、各国の園芸文化の継承発展に関心を持ち、同じアメリカ合衆国のロングウッドガーデンと協議を進めていく中で三者の交換研修生プログラムとして立ち上がったものです。

研修期間を一年として、日米英各国の研修生が三カ国で4ヶ月(日本人研修生のみ日本での研修期間は5ヶ月となります)ずつ、各国を代表するような庭園・公園で園芸技術等の指導を受ける実践的な研修プログラムで、それにかかる費用についても本プログラムの提案者であるフィデリティ財団の全面的な財政支援が行われるため、教育効果的にも、研修生の経済面でも非常に優れた研修プログラムとなっています。

1.目 的

日米英各国が育んできた園芸技術を相互に交流させ、各国の園芸技術のさらなる深化を担う人材を育成し、その発展に寄与する。

2.プログラム運営主体

日本側の運営主体である「日米英景観園芸交換研修プログラム運営委員会」(事務局:兵庫県立淡路景観園芸学校)が、アメリカ合衆国のロングウッドガーデンおよびイギリスのヒドコートガーデンと連携して共同で行う。

財政面では、フィデリティ財団が支援を行う。

3.研修生の定員

2名/各国・年

4.交換研修生の研修先

・日本:淡路夢舞台温室(日本での研修期間中の実務研修はここが中心となります)、兵庫県淡路景観園芸学校 など

・アメリカ合衆国:ロングウッドガーデンおよびその関係機関

・イギリス:ヒドコートガーデン、ボドナントガーデン他英国ナショナルトラストが所有する英国屈指の4つの伝統的な庭園

5.交換研修期間

全体の期間を一年間とし、4ヶ月ずつ上記の研修先での研修を行う。
具体的なローテーションの計画は以下のとおり。
(年度によって、ローテーション順が変わることがあります。)

研修生派遣元 5月~8月の研修地 9月~12月の研修地 1月~4月の研修地
日本からの研修生 日本(4月開始) イギリス アメリカ
アメリカからの研修生 イギリス アメリカ 日 本
イギリスからの研修生 アメリカ 日 本 イギリス


6.研修内容

各国の庭園・公園が準備する植物ディスプレイ技術、病虫害防除技術、植物研究、公園・庭園マネジメント等に関するカリキュラムを受講する。

一部、研修生の希望により分野を選択して学習するカリキュラムも含まれる。

研修生は各国で毎月成績評価を受けるとともに、最終的に修了研究あるいは制作を行い、それらの成果評価により研修プログラム修了を認定される。

7.研修生へ支援されるもの

・フィデリティ財団からの支援により研修生には、渡航費(日本→アメリカ→イギリス→日本)、研修に必要な被服、道具類、研修先での基礎的な生活費(約130,000円/月[レート変動による支給額の変動あり])等が支給される。
・海外での研修先の宿舎は各庭園・公園で用意される。
・日本での研修期間中は、兵庫県立淡路景観園芸学校(兵庫県立大学淡路キャンパス)の寮室が用意される。
 (8.に示すように兵庫県立大学研修生として入寮するので寮の部屋代は無料。ただし、寮での食費 等は各自負担。)
・研修に必要なヘルメット、園芸用具、作業着が用意される。

8.研修生が負担するもの

・日本人研修生選抜面接試験に関する旅費・宿泊費等
・現住所から研修開始場所まで、研修終了地(国内)から自宅までの交通費
・日本での研修期間中の兵庫県立大学研修員としての研修料(18,100円/月、平成29年8月時点。研修料は、大学の規程改正等により改定されることがあります。)
・日常生活費、個人的な旅費等で、支給される生活費を上回る経費

                                           以 上

参考

ロングウッドガーデン

この庭園は、アメリカ、ペンシルバニア州にある世界で有数のディスプレイ庭園。実業家で慈善家のピエール・デュポン氏が、1906年、自然あふれる古い森の樹木が木材用に伐採されるところを保護するために買い取り、世界に誇れる庭園を造り始めた。 歴史的に有名な観光地に囲まれたブランディワインバレー地方に位置し、約400haの敷地は、1.8haのコンサーバトリーとイタリアンガーデン、ローズガーデン等20のガーデンで構成されており、四季折々の植物が楽しめるだけではなく、一年を通して、コンサート、様々なパフォーマンス、噴水ショーなどさまざまなイベントが楽しめる。
美しい庭園管理はもちろんのこと、オリジナル植物育種もさかんに行われ、コンサーバトリーのディスプレイ技術、展示植物の仕立て技術は世界一という評価を得ている。
また、教育・研究部門も持ち、教育システムは園芸技術だけでなく、パブリックコミュニケーションや植物情報部門まで多岐にわたっている。

ヒドコートマナーガーデン

イギリス、コッツワルド地方にあるイングリッシュガーデンの一つ。 20世紀初頭の築造で、アメリカ生まれの園芸家によって作られた。25の異なる庭園を生垣で区分しながらつないだ構成をもち、庭は箱型生垣のほか、シデ、イチイ、石壁が使われ、多様な特徴やテーマを有する一連の戸外の「空間」という形態をとっており、コテージガーデンの集大成といわれる。1948年から、自然保護団体ナショナル・トラストによって管理されている。

淡路夢舞台温室「奇跡の星の植物館」

広大な土採り跡地の自然を回復するプロジェクトとして誕生した「淡路夢舞台」のシンボル施設である奇跡の星の植物館は、自然の素晴らしさ・美しさを五感で体感すると同時に、21世紀の共生のライフスタイルを提案する感動空間創造実験型植物館として、2000年に誕生した。自然の美しさ・巧妙さを五感で体感する『五感軸』と、花・緑と共生する生活空間、都市の緑化を提案する『共生軸』を大きなテーマとし、珍しい植物を単に展示するのではなく、明確なテーマとメッセージをもった展示を進めている。特に、古来からの日本人の自然を生かした心配りの細やかさ、住まいの美しさ、文化の豊かさを「ガーデンルネサンス」として提唱している。

兵庫県立淡路景観園芸学校

兵庫県が阪神・淡路大震災の復興事業のひとつとして、1999年に設立したこれまでにない新しいスタイルを持った学校。阪神・淡路大震災の教訓として得た「人と自然の共生する社会の実現」を植物を通じて行う「景観園芸」の世界への発信とその担い手育成を行う機関として「専門職大学院課程」「園芸療法課程」「生涯学習課程」の三つの課程を擁し、造園・園芸に関する専門家、園芸療法の専門家の育成と市民ボランティアの育成をあわせて行っている。
キャンパスはそれ自体が一つの大きな庭園となっており、実習フィールドとなるだけではなく、多くの一般庭園見学者の自由な見学を受け入れている。

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