みんなでよりよいまちづくりを進めるために
― 生涯学習課程の教育理念 ―
阪神・淡路大震災の経験を経て、私たちは改めて「花や緑に代表される自然の大切さ」、「住民主体のまちづくりの重要性」を学びました。
この教訓を踏まえ、「いきもの」に対する人類共通の畏敬の念と愛情をもとに、常に人と自然の密接な関係の媒体となってきた花と緑を中心にして、地域独自の風土や文化の創造、自然環境の保全に資する「景観園芸」を実践する全国唯一の学校として平成11年4月に設立されたのが兵庫県立淡路景観園芸学校です。
当校では、この景観園芸の専門的担い手養成のほか、生涯学習活動として兵庫県内の各地域で花や緑を活かした地域づくり、まちづくりにボランティアとして取り組んでいく人材(まちづくりガーデナー)の育成を全国随一とも言える規模・内容で継続的に展開するほか、専門職業人向けにも景観園芸に関する知識や技術のさらなるレベルアップのための教育も行っています。
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花と緑のまちづくりの担い手を育成する生涯学習課程各コース
淡路景観園芸学校は、県民に広く開かれた学校として、人々の多様な学習ニーズに対応したさまざまな生涯学習のコースを設定し、花と緑のまちづくりの担い手育成に努めています。
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まちづくりガーデナーとは?
「まちづくりガーデナー」とは、ボランティアリーダーとして地域で花と緑のまちづくり・地域づくり活動を展開していく人材のことをいい、まちづくりガーデナーコースのメインのコースである「本科コース」の修了生に対して、兵庫県知事から授与される称号です。
この「まちづくりガーデナー」の称号は、アメリカ合衆国の各州立大学のCooperative Extension Centerにおいて養成講座が行われている
“Master Gardener Program”のシステムを参考に当校が独自に作り上げたもので、全国で唯一のものです。 -
緑のまちづくりアドバイザーとは?
「緑のまちづくりアドバイザー」とは、「地域のボランティア又はグループと行政・専門家との間に立ち、花とみどりのまちづくりや自然と共生する地域づくりを参画と協働で進める、地域に根ざした専門家」です。