マスターコース第2回目の今月(18日~20日)は、園芸文化・生活部門の観賞園芸の先生が担当となっており、テーマは「花壇づくりの先進地に学ぶ、園芸を科学する。」です。先月播種して発芽した苗の鉢上げ作業と組織培養、但馬高原植物園の見学、そして植物栽培の基礎と実践について学びました。
初日は1年を通じての花壇管理の実習として、先月プラグトレイに播種して発芽した苗の鉢上げ作業を行うとともに、園芸の科学として組織培養の実験を行いました。これらと並行してフィールド内の植物観察と花柄摘み、草引き作業も行いました。
組織培養に使う花の蕾を取ります 組織培養の実験キットを使って培養を行いました。
2日目は但馬高原植物園へ見学に行きました。ここを管理している株式会社むらおか振興公社の田丸さんが園内を案内してくださいました。田丸さんは本校のまちづくりガーデナーコースの卒業生でもあり、但馬高原植物園を淡路景観園芸学校の分校のようなつもりで訪れてほしいと、懇切丁寧に案内してくださいました。遠方で行き帰りに時間がかかるため、見学時間が十分とれなかったのが少し残念でした。
和池の大カツラも見学しました 天気も良く、昼は園内で弁当をいただきました。
帰り道にせっかくでしたので、日本の滝100選にもなっている猿尾滝に寄りました。バスから降りてすぐのところにきれいな立派な滝があり、ほとんどの人が初めてでその風景に感動されていました。皆で記念撮影もしました。
3日目は、インストラクターの石田先生から植物栽培の基礎についての講義を受け、寄せ植えを実践しました。植物の性質などの講義のあと温室での栽培状況を見学し、中から寄せ植えに使う苗を4つずつ選んでもらいました。石田先生の指導を受けながら、皆さん思い思いに寄せ植えを行いました。