マスター6月原稿

 6月は、「園芸福祉を深める」をテーマに園芸療法について学びました。また、花と緑の栽培実習として花壇への植付けを行いました。

 6月12日(水)~14日(金)の3日間のうち、初日は花と緑の栽培実習として、田淵先生から色彩や質感、形状に意識した花壇デザインの仕方、植物選びと組み合わせの仕方について講義を受けた後、花壇に移動して植付け実習を行いました。一年草を主体とし、宿根草やカラーリーフ植物なども組み合わせて躍動感、メリハリ、リズムのあるボーダー風花壇が出来上がりました。

花壇デザインの仕方についての講義
まずは雑草を取り除く準備作業
苗の配置についての説明
仮置きしてデザインの確認
植付け作業
夏が楽しみです

 2~3日目は園芸療法の金子先生から「人の健康、心理と支援の理解」について園芸療法を学ぶ上での基本となる人間の成長と発達の個人差について理解を深めるとともに、園芸療法における癒しの5つの原則(緑の空間が癒す、植物が癒す、栽培が癒す、創造活動が癒す、人が人を癒す)を学びました。また、非常勤講師として兵庫県園芸療法士3名に来ていただき、子育て、高齢者、就労支援の三つについて、実際の園芸療法の話をお聞きした後、班に別れて「私が考える園芸福祉活動プログラム」についての討議、作成を行いました。

園業療法の基礎講義
班に別れてのグループ討議
個人個人考えた園芸福祉活動プログラムの発表


 最後に、現在、淡路景観園芸学校内に建築中の茶室が上棟を迎えたとこともあり、社寺の施工なども手掛ける大工の江戸氏より上棟式の意義や作法などについて説明を受けました。一生のうち一度か二度しか経験しない上棟式ですが、そこに込められる思いを感じることができました。

上棟式についての説明
茶室は12月頃に完成する予定

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