今月は「園芸福祉を深める」をテーマに園芸療法の先生方に指導を受けます。また花と緑の栽培実習については、花壇への植付けを行いました。
6月13日(水)から15日(金)までの3日間行われ、初日は花と緑の栽培実習として、花壇への植付けを実施しました。今回は田淵先生の指導により、花の種類ごとに花壇をつくるのでなく、数々の種類の花やグラスを混植し、自然な感じを出すボーダーガーデンのとしての植え方を実習しました。
先に教室で植え付ける花々の特徴や注意点などについて田淵先生から説明を受け、花壇の現地に行き植付けの準備をしました。先に2班の区域で田淵先生が見本の配置例を示し、これに習って他の班もオリジナルに配置をしてみました。
植付けに入る前にみんなで配置について検討し、田淵先生から若干の修正を加えていただき、植付け作業に入りました。皆さんこのような植え方はこれまで経験もなかったようで、興味深い実習だったようです。
2日目は園芸療法の金子先生から「人の健康、心理と支援の理解」について園芸療法を学ぶ上での基本となる内容の講義を受けた後、外に出て園芸療法にも利用される「タッジーマッジ―」と呼ばれるミントの束を作製しました。各人気に入ったミントを採取し、園芸療法ガーデンで束を作製しました。
午後から非常勤講師として兵庫県園芸療法士3名にも来ていただき、子育て、高齢者、就労支援の三つについて、実際の園芸療法の話をお聞きした後、三つのグループに分かれ、これらの園芸療法のプログラムの工夫例等を指導していただき、実際にプログラム体験としてグループ討議を行いました。
そして3日目に「私が考える園芸福祉活動プログラム」として各人に発表していただき、金子先生から講評とまとめの講義を受け、今月のマスターコースを終了しました。