今月のテーマは「花とみどりの地域づくりリーダーをめざして」(さらに環境への視点を広げるとともにみどりの人間関係を理解する)です。

2月1日(水)から3日(金)までの3日間、ボランティアの意義とNPO,バリアフリーのまちづくり、樹木の維持管理と樹木名観察、日本庭園の見方について学び、林業地見学や庭木管理実習をしました。

 林業地見学では、兵庫県宍粟市と岡山県美作市を訪問しました。途中兵庫県佐用町にも昼食を兼ねて立ち寄り、古い町並み見学もしました。

 午前中に宍粟市山崎町の(株)山崎木材市場を見学しました。専務の東さんから木材市場の役割や林業の現状などについて説明を受けた後、市場の土場を見学しました。山で伐採され、運び込まれたスギやヒノキの丸太が積み上げられ、自動選別機で選別されていく様は驚きでした。

    

                                         

   山崎町からさらに西に向かい、佐用町平福を訪れました。ここでは地域振興文化研究所の遠入さんに宿場町の街並みが残る地域を案内していただきました。

 遠入さんは、脇本陣であった家屋を活用して農村カフェを営まれており、そこで昼食の弁当をいただき、いろんなお話も伺いました。

    

 午後からさらに西に向かい、岡山県美作市の(株)白滝有機産業岡山工場を訪れました。こちらは本科コースの実習でも土壌改良材として使用している堆肥の「ハイブリッドスーパー」を生産している工場です。足立工場長に堆肥の製造工程を案内していただきました。

 

 原料となるコーヒーかすや茶殻等の産業廃棄物の受け入れ場から、それらを混合して1カ月間混合発酵させる発酵槽、そして一次発酵後の切り返しを行いながら4カ月間成熟させる成熟槽を見せていただきました。

 

 さらに発酵乾燥させたバイオマス原料を炭化炉で炭化し、土壌改良材等に利用する新たな取り組みとその製造装置も見せていただきました。

 

 

 

 3日目の庭木管理実習では、造園専門の森岡さんと長石さんのお二人を講師に迎え、庭木の剪定について講義と実習を受けました。

 実習では実技フィールドのアラカシやヒイラギ、ウツギ、マサキなどの樹木の剪定を行いました。大きなアラカシでは、剪定枝を一本の木に見立てて、どのように剪定するのが良いかやってみました。また脚立の安全な使い方等についても指導を受けました。

   

 

 

 

 

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