第3回は6月23日(木)に実施され、今年度は淡路島内の農業施設等を見学に行きました。午前中は兵庫県立農林水産後術総合センター・淡路農業技術センターを訪問し、南淡路の野菜栽培について説明を受けました。続いて近くのあわじ島まるごと株式会社の直売所「美菜恋来屋」に行き、当施設の概要をお聞きしたのち施設を見学、併せて買い物や昼食を済ませました。午後は南あわじ農協の大型玉葱選果場と玉葱の最新乾燥システム及び株式会社アグリアイランドのトマトの大型温室と育苗センターを見学しました。
淡路農業技術センターでは、南淡路農業改良普及センターの岩田さんから、南淡路の野菜栽培の状況についてビデオによる概要紹介の後、
南淡路地域の主な三毛作の状況や新たな機械の開発、地域の課題などについて詳しい説明を受けました。
近くの大型直売所「美菜恋来屋」に移動し、南あわじ市の喜田課長から当施設建設の経緯や概要、販売の現状等について車中で説明を聞き、見学と合わせて皆それぞれ昼食と買い物に行きました。
当施設は兵庫県最大級の直売所で、淡路島の新鮮野菜と、淡路ビーフ、新鮮な魚を揃えているのが売り物ということでしたが、直売所としての課題も多く、皆さんに応援をよろしくとのことでした。
午後からは、淡路島農協の大型玉葱選果場と最新の乾燥システムを見学しました。
淡路島農協の安井さんの案内で、大量の玉葱が大小・品質別により分けられ箱詰めされていく作業場を見学したのち、オランダ製の乾燥機と
イギリス製の根葉切り機を見学し、神田さんから説明を受けました。
玉葱づくりはその運搬等の扱いが重たいために、生産者の高齢化に伴い、できるだけ機械化による省力化が進められているようです。
本日最後の見学地は株式会社アグリアイランドのトマトの大型温室及び育苗ハウスです。
土井さんの説明を受けながら見学しました。
最新の育苗方法によるトマト栽培で、特殊な培土と給水、保温設備により一本の苗から16kg程度の収量を目標に育苗しています。
トマトの茎を一本一本紐でつるしながら高く育て、高所作業車で苗間を移動しながら作業できるようになっています。