まちづくりガーデナー・マスターコース
― 本科コースのステップアップを図り、まちづくりガーデナー・マスターの認定を目指します ―
このコースでは、まちづくりガーデナー本科コースを修了された方や同等以上の講習を修了された方を対象に、みどりのまちづくりに貢献できる様々な技術や知識を体系的に学びます。学内のフィールドを用いて、1か月ごとの課題やプログラムに応じて、各専門領域の教員がそれぞれのプログラムを監修し、本科コースよりさらに深めた講義・実習等が行われ、ステップアップを図ります。1年を通じて各領域ごとに専門的に学ぶのべ30日間(前期4月から9月まで毎月3日で15日間、後期10月から翌年3月まで毎月3日で15日間)のコースです。前期及び後期を修了すると兵庫県知事より「まちづくりガーデナー・マスター」として認定されます。
カリキュラムは、前期では「花壇づくりの基礎とまちづくり」「園芸福祉を深める」「小さな空間のデザイン設計を学ぶ」「里山の保全と管理」の基本的な考え方や調査・設計方法等を学び、後期ではこれらの具体的な設計や実践を行います。また1年間を通じての花の栽培実習や園芸の科学について学ぶカリキュラムも設定されています。
まちづくりガーデナー・マスターコースのカリキュラム
●:講義、○:実習、◎:花と緑の栽培実習・園芸の科学(通年)
花と緑のまちづくりの輪を広げ、さらに深めるためのステップアップを図ろう。
回 | 月 | テーマ | 主な内容 |
---|---|---|---|
前 期 | |||
1 | 4 | 花壇づくりの基礎とまちづくり | ●全体ガイダンス、植物の基礎、土づくり |
●○地域の花壇とボランティアづくり | |||
◎播種・交配 | |||
2 | 5 | 花壇づくりの先進地に学ぶ、園芸を科学する | ●○植物栽培の基礎と実践 |
○花壇先進地見学(但馬高原植物園など) | |||
◎ポット苗への植付け・組織培養 | |||
3 | 6 | 園芸福祉を深める | ●園芸と健康づくり |
●○私が考える園芸福祉プログラム体験 | |||
◎花壇への植付け・花色と色素 | |||
4 | 7 | 小さな空間のデザイン設計を学ぶ | ●○庭の設計、現地調査、コンセプト設定、図面検討 |
○庭園の美の原理 | |||
◎挿し木・突然変異 | |||
5 | 9 |
里山の保全と管理 |
●里山の保全と管理 |
○里山の現況調査 | |||
◎花壇整備と植栽・交配種 | |||
後 期 | |||
1 | 10 | 環境教育のプログラムづくり、公園を楽しもう | ●環境プログラムづくりについて |
○公園利活用プログラムの作成 | |||
◎ポット上げ・ハーブについて | |||
2 | 11 | 里山管理の実践 | ●里山管理の方法について |
○調査に基づく里山管理の実践 | |||
◎花壇への植付け・食味について | |||
3 | 12 | バリアフリーのまちづくり、公園の利活用プログラムづくり | ●バリアフリーのまちづくり |
●○公園を地域の元気の拠点に(見学) | |||
◎宿根草の手入れ・カラーリーフの観察 | |||
4 | 2 | 庭園の美の原理と庭の設計 | ●庭園の美の原理 |
○庭の設計図を描く | |||
◎温室見学(淡路夢舞台温室) | |||
5 | 3 | 情報発信について学ぶ | ●パソコンを用いた情報発信や入手について |
●まちづくりの輪をひろげるために | |||
◎花壇の手入れ方法・植物の耐寒性 |
※上記カリキュラムは各回の代表的な科目の紹介であり、内容は年度によって変わることがあります。
花壇の観察会 先進地の見学
寄せ植え実習 拡大鏡で花の組織を観察
庭園設計の調査 庭の設計・デザインの検討
園芸福祉プログラムの検討 花壇づくりの実習
里山管理の実習 インタープリターの実習
講座時間(目安)
授業 | |
1日目(水曜日) | 13:00~16:10 |
2日目(木曜日) | 9:15~16:10 |
3日目(金曜日) | 9:15~12:10 |
※プログラム内容により、授業時間が変更となる場合があります。
募集人員
40名
※応募者多数の場合には抽選する場合があります。
受講費用
受講料 14,800円程度/半期15日間、年間 29,600円程度
保険料 600円程度/半期15日間、年間 1,200円程度
※その他、見学時の食事代、実習材料費などが別途必要となります。
その他受講にあたって
•受講資格
主に兵庫県内に在住、在勤又は在学されている方を優先します。
•通学手段
◦自家用車および公共交通機関での通学が可能です。
◦講座期間中は、岩屋(岩屋ポート)・高速淡路ICと学校間について、スクールバスを運行いたしますので、ご利用ください。
受講申し込み
「こちら」のページをご覧ください。