本校のまちづくりガーデナー本科コースを2005年に修了し、「まちづくりガーデナー」として地元の三田市でコミュニティ・ガーデンの活動に長年取り組んでいる神野妙子さんがリーダーを務めるグループが、今年度(第27回)の全国花のまちづくりコンクールにおいて国土交通大臣賞を受賞することになり、9月29日に主催者から発表されました。

今年度は、全国から1851件もの応募がありましたが、数多くの応募のなかから大臣賞4件のうちのひとつとして選ばれたものです。

神野さんは、本校修了後お住まいのニュータウンにおいて、コミュニティ・ガーデンをつうじた住民のコミュニティづくりをめざし、周囲の住民によびかけて「すみよいカルチャータウンをつくる会」を結成するとともに、ニュータウン内の空き地活用について行政とかけあって、コミュニティガーデンづくりを始められました。

そのガーデンは、「ふるる」と名付けられ、年々グループの手によってきれいに整備されていき、今では広さ約3,200㎡にもおよぶ大きなガーデンとなり、ニュータウン住民の憩い場、コミュニケーションの場、さらには子ども達への環境教育の場ともなっています。

審査では、そのガーデンデザインの美しさのみならず、そのガーデンが地域住民の多様なコミュニケーションの場となるよう、住民自身の手で運営されていて、またそれが大きな効果をもたらしていることが高く評価され、大臣賞の受賞となりました。

表彰式は、10月26日、東京において開催される予定です。

「全国花のまちづくりコンクール」は、1990年開催の国際委花と緑の博覧会の理念を継承するため、農林水産省・国土交通省が提唱し、花のまちづくりコンクール推進協議会(事務局:(公財)日本花の会)によって開催されているもので、本年第27回目を迎える歴史あるコンクールです。

なお、本校生涯学習課程修了生の活動が全国レベルのコンクール等で大臣賞クラスの受賞をするのは、本件で10件目となります。

住民の手づくりとは思えないほどきれいに整備されたガーデン(三田市学園)


住民のいこいの場となっている
ニュータウンの幹線道路沿いに面し、多くの市民がいこう場になっている

 

 

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