このコースは、本科コースを修了された方や同等以上の講習を修了された方々を対象として、本校の各専門領域の教員が監修して1か月ごとの課題やプログラムを学習し、さらなるステップアップを図るもので、一昨年度から新たに開講しました。
 また、園芸文化・生活部門の観賞園芸においては、1年間を通じての花壇管理の実習等を行います。
 今年度の前期は、応募がやや少なく15名の受講生を迎えることとなりました。

 

 今回はマスターコースのスタートとして、景観マネジメント部門の花と緑のまちづくりが担当となり、1日目はガイダンスの後、平田先生からマスターコースの目指すものと年間カリキュラム等について講義があり、全員の自己紹介をもとに各人の問題意識やまちづくりガーデナーとしての立ち位置を確認し、マスターコースで学ぶことの意義について考えました。
 2日目は、三木インストラクターから「肥料と土づくり」、廣岡インストラクターから「樹木の基礎と見分け方」、林先生から「地域の花壇とボランティアづくり」についてのそれぞれ講義がありました。林先生からメタセコ緑地の経緯についての話もあり、皆さんでメタセコ緑地の観察も行いました。

 3日目は神戸市立森林植物園へ見学に行きました。昨年度までは5月に但馬高原植物園に見学に行きましたが、これに代わって今年度初めての見学です。森林植物園に到着後、研修室において田淵先生から森林植物園の概要や植物の基礎、学名などについてお話を聞いた後、森林植物園職員の福本さんの案内で園内を回りました。今はちょうどシャクナゲが多く咲いていて、谷あいに幾種類もの見事なシャクナゲが咲いていました。またカシノナガキクイムシによるナラ枯れの被害も出てきており心配されています。園内は広く2時間程度では一部しか回れませんでしたが、福本さんの案内で興味深く観察することができました。

   

       田淵先生の講義               2000年のジャイアントセコイアの年輪ディスク

 

   

      シャクナゲ園を歩く               いろんな樹木についての話

 

 

 

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