今月のテーマは「花とみどりの地域づくりの輪を広げよう」(1年を振り返りながらこれからの活動の展開に向けて具体的に考える)です。
3月7日(火)から9日(木)までの3日間、子どもの発達と自然体験、地域環境改善活動のいろいろ、1年のふりかえりとこれからの地域づくりについて学び、里山づくりの見学と体験、課題発表会を実施しました。
2日目の里山づくりの見学・体験では、川西市黒川地区を訪れました。日本一の里山とも言われる里山が残っている地域です。
午前中は、兵庫森の倶楽部の方々を講師に迎え、クヌギ林の管理を行いました。バスを降りて説明を受けた後、班ごとに各講師に従い現場に向かいました。途中、クヌギ林の説明などを受けながら現場に到着。各班ごとに枯れ木の除去や笹のなどの下刈り作業を実施しました。
山に入る前の注意事項と作業内容の説明 クヌギ林の説明を聞く
下刈り作業 除伐作業
クヌギ林の見学・作業体験のあとは、黒川公民館に移動して昼食の弁当をいただきました。ここは現在休校中の黒川小学校で、築100年以上の懐かしい木造校舎です。午後のしいたけホダ木づくりを前にキノコについての講義も受けました。
午後から、現在も菊炭生産を続けられている今西勝さん、学さん親子の作業場へ伺い、シイタケの植菌体験と菊炭生産のお話を伺いました。
シイタケの植菌作業は用意していただいた原木にドリルで穴をあけ、鉄砲の弾のような形をしたシイタケの
駒菌を金づちでたたいて打ち込みます。うまく管理すれば1~2年後にシイタケが収穫できます。
実際に炭を焼いている炭釜の前で菊炭生産のお話を聞きました。
火をつけるのに1日、火加減に注意しながら3日、冷やすのに4日かかることや、100度の窯の中に入っての
作業など、その大変さと貴重な技術の伝承の大切さについて学びました。
炭窯のすぐそばに台場クヌギがあり、見学したあと帰路につきました。
3日目の課題発表会では、班別に12月に決めた課題について成果を発表しました。
その後、引き続き修了式が行われました。校長から各自に後期の修了書が手渡されました。
昼には交流会として、カフェテリア「風の詩」でお弁当をいただきながら一年間、半年間を振り返りました。
みなさん1年間または半年間、ご苦労様でした。