今年度から新たに「まちづくりガーデナーマスターコース」が開講しました。

 このコースは、本科コースを修了された方や同等以上の講習を修了された方々を対象として、本校の各専門部門の教員が監修して1か月ごとの課題やプログラムを学習して、さらなるステップアップを図るものです。
 また、園芸文化・生活部門の観賞園芸においては、1年間を通じての花壇管理の実習を行います。
 初めての開講となる前期は、ほぼ定員の39名の受講生を迎えることとなりました。

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 今回はマスターコースのスタートとして、景観マネジメント部門の花と緑のまちづくりが担当となり、1日目はガイダンスの後、平田先生からマスターコースの目指すものと年間カリキュラム等について講義があり、全員の自己紹介をもとに各人の問題意識やまちづくりガーデナーとしての立ち位置を確認し、マスターコースで学ぶことの意義について考えました。
 2日目は、中田インストラクターから「肥料と土づくり」、廣岡インストラクターから「樹木の基礎と見分け方」、林先生から「地域の花壇とボランティアづくり」についてのそれぞれ講義がありました。

 3日目はいよいよ花と緑の栽培実習にはいりました。人数が多いのでAグループとBグループの2グループに分かれて、観察・科学・実習の3項目を順次入れ替わりながら行っていくことになりました。観察は城山先生から植物の学名についての説明の後、ハンギングバスケットの花柄摘みを行い、フィールド内の珍しい花やマスターコースで花壇管理を行っていくメタセコ緑地について案内していただきました。そこの雑草引きも行いました。

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 科学は、今回はビオラの交配実験を行いました。札埜先生から花の構造と交配の方法について説明を受けた後、各人一つずつビオラの鉢を受け取り、カラーガーデンなどのビオラの花壇におもむき、交配実験に挑戦しました。ピンセットを使った非常に細かな作業でしたので、皆さん苦労されたようです。うまく交配して種がつくといいですね。

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実習は、花の種まきを行いました。プラグトレイにサルビア、センニチコウ、百日草、アゲラタムなどの種子を一粒ずつ播きました。本科コースでも経験済みの作業でしたが、細かな種子の扱いはやはり苦労されていました。これらの花は6月の花壇定植の実習に利用する予定です。

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