今月は里山の保全と管理、花壇の栽培実習をテーマに、11月15日(水)から17日(金)の3日間実施しました。

1日目は恒例の花と緑の栽培実習ですが、今回は2度目の樹木観察を先に行いました。前回は6月に行い落葉広葉樹を観察していただきましたが、今回は常緑広葉樹の観察を行いました。なかなか見分けにくいものもありましたが、皆さん熱心に葉の特徴などを確かめていました。

       


樹木観察の後、メタセコ緑地前に集合し、田淵先生から今日の作業内容について説明を受け、一年草などの処理と植付け準備をし、前期で播種、鉢上げをしたビオラやアリッサム、ワスレナグサ、ナデシコなどの秋まき草本類とチューリップなどの球根の植付を行いました。

     

 

     


2日目は、前期で樹木の調査を行った里山林について、各班で再度整備方法について検討を行った後、現地に入り整備作業を実施しました。

作業に入る前に伐採する木と残す木を確認し、テープでマーキングを行った後、伐採作業に取り掛かりました。狭い場所での作業のため、互いに声を掛け合って安全を確認しながら実施しました。伐採、整理作業の後、落葉掻きも行い、真っ暗だった林内は明るくきれいになりました。

また、作業前と作業後の相対照度の測定を行うとともに、3日目に年輪解析するためのサンプルの樹木を玉伐って持ち帰りました。

     

 

     


3日目は、前日伐木整理を行った森林の樹種構成や相対照度の変化などについて澤田先生から説明を聞いたのち、前日持ち帰った木から年輪ディスクを取り出して、年輪解析による森の成り立ちの推定を行いました。

年輪ディスクを取り出して年輪を観ることなど皆さん初めてで、年輪ディスクを間違わないよう正確に取り出す作業もなかなか大変だったようです。

取り出した年輪ディスクをルーペで細かく読み取り、何年前から放置された結果今の森林になったか、何年前に大きな環境の変化があったかなどを読み取ることができました。

     

 

     

 

 

 

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