10月に入り、本科コースの後期が始まりました。少しメンバーチェンジがあり、後期は33名でスタートです。今月は「花とみどりのまちづくりから地域づくりへ」をテーマに身の回りに向けていた視点を広げることを目標にした授業でした。
初日の10月2日は、平田先生から「兵庫県土の環境を考える」と題して、兵庫県全体に目を向ける視点の転換につながる講義を受けました。
兵庫県のPRポイントを討議し発表し合うことで、視点を広げる演習をしました。
2日目の午前中は、藤原先生から里山の管理を考えるうえで重要な「日本の植生と地域性」について講義を受けた後、校内の環境修復ゾーンにおいて里山の植生について学びました。午後からは、林先生から「学内フィールドを活かすためのワークショップと討論」と題して、学校をより魅力的にするためのアプローチ手法について討議し、発表を行いました。
日本の里山植生の推移などの講義を受けた後、フィールドにおいて植生を観察しました。
学校を魅力的にする方策について班別に討議し、発表しました。
3日目は、まず、先月に植付けをした分区園の管理として、雑草の除去と間引きを行いました。収穫は先ですが、間引き菜は皆で分けて持ち帰りました。2限目は、少し離れた学校の演習林に移動し、「里山の維持管理実習」としてヒサカキなどの不要な樹木をノコギリで伐採する除伐作業を行いました。午後からは、岩崎先生から身近な虫である芋虫、毛虫についての講義、身近の樹木の冬芽についての講義を受けた後、校内に出てサクラの冬芽などを観察しました。芋虫、毛虫の写真がスライドで大きく映されると、思わず目を背けておられる女性陣の姿が見られました。
分区園の雑草除去と間引きを行いました。これは大根の間引き菜。
演習林での除伐実習。太い木を伐採するのは大変でした。
身近な昆虫である芋虫・毛虫についての講義とルーペを使ってサクラの冬芽などを観察しました。