10月から始まる後期の本科コースは「自然に親しみ地域を知ろう」を目標にしています。

 今月は、まちから地域全体の環境へと広く視点を広げていく考え方を学んでもらう目的で、テーマは「花とみどりのまちづくりから地域づくりへ」です。

 10月3日から5日までの3日間、緑地のデザインと維持管理、景観の種類とスケッチ法、日本の植生と地域性や里地の草原再生等について学び、森林観察や分区園の管理、島内見学を体験しました。

 1日目に平田先生から後期のガイダンスと兵庫県土の環境についての講義を受け、2日目に藤原先生から日本の植生と地域性について学びました。また緑地の管理活動について、林先生から各地の管理活動の事例紹介などを聞いた後、前期で整備した緑地の管理作業を行いました。

     



 午後の里山観察入門では、本校の実習林内を歩いて森林観察をしました。県内でも珍しい植林されたクスノキの大木や、かつて薪炭林として利用されたコナラ林を見ながら、森林の生態系や里山と人ととの関わり、里山の現状などについて学習しました。      

                                                                 

 森林の観察の後、分区園に行き、先月(前期)に植えた野菜の間引きや、新たにレタスの苗、カブやホウレンソウの種まきを行いました。12月の収穫祭が楽しみです。

      


 3日目は午前中、沈先生の景観の種類とスケッチ法の講義・演習に続き、澤田先生の里地の草原再生についての講義と観察会があり、実技フィールドの再生地を観察しました。

 午後の島内見学では、地元淡路市内にある花とみどりの関連施設を見学しました。

 1箇所目は花壇苗や野菜苗のポット苗を生産されている湯原ナーセリーを見学し、湯原健一さんから就農からこれまでの経緯や経営概要、量販店との受注生産などについての話を伺いました。

    

    ガラス温室での花苗栽培                  ハボタンの露地栽培

                                                        

2か所目は三代に渡りカーネーション栽培を引き継がれている井上農園のガラス温室を見学しました。

井上雅俊さんから淡路島でのカーネーション栽培の歴史や現在の栽培状況、ガラス温室、ビニールハウスを利用した作型や主な栽培品種、出荷状況等についてお話を伺いました。

 

PAGE TOP