今月は「里山の保全と管理」をテーマに保全管理領域の先生方の指導を受けました。また花と緑の栽培実習では7月に挿し芽を行った草本の鉢上げと秋に植付ける花の播種を行いました。
9月14日からの3日間行われ、初日は花と緑の栽培実習5として、7月に挿し芽を行った草本類の鉢上げと秋の植付け用の花の播種を行いました。各班ごとにブルーデージーやヒビスカスなどの鉢上げとキンギョソウやカスミソウ、アリッサムなどの種をプラグトレイに播種しました。植物観察は6月に植付をした花壇の花の切り戻しなどを行った後、城山先生からフィールド内の植物について説明を受けました。また科学では札埜先生から代表的な作物の種の見分けについて、クイズ形式で行われました。
普段家で播いている種も、見分けるとなるとなかなか難しいようです。
2日目は澤田先生から里山林の現状と管理方法について、人との関わりやその歴史、今後の里山林の管理についての講義を受けた後、管理のための調査について説明を受け、今回調査を行う現地に向かいました。
現地で各班ごとに割り当てられたプロット(5m×4m)の毎木調査を行いました。皆さん初めての経験で荒れた林の中を行き来しながら、胸高直径や樹高などを測定しました。木の名前がわからず先生方に聞きながらの作業となりました。
調査の後、視聴覚室に戻り各班ごとに調査結果の取りまとめを行いました。
3日目は2日目に続いて里山林の管理方法について学ぶため、まず研究科の学生が6年にわたり実際に整備を行った校内の現地に赴き、澤田先生から経年変化を見ながらの説明を受けました。その後、室に戻って各班ごとに昨日調査した里山林の管理方法について検討を行いました。今回の調査結果と管理方法については、11月の「里山管理の実際」の時にこれを活かして実際に整備を行う予定です。
講義終了後、「前期修了式」が行われ、前期修了証書が授与されました。
修了式の後は、前期の受講内容や実習を振り返りながら、東作業舎の前でバーベキューを行いました。皆さん打ち解けた雰囲気で懇親も深まり、前期での出来事や印象に残ったこと、後期への期待など楽しく語っていました。