本科コース6月原稿

 6月5日(水)~7日(金)の3日間で、「花と緑のまちづくりへトライ」と題して、里地の草原再生と観察会、緑地施工計画の立て方、草花の病害虫と防除方法についての講義および花壇のデザインと施工実習、挿し木の実習を行いました。
 初日は、澤田先生から里地における草原の重要性と再生について講義を受けた後、校内にある草原植物の観察を行いました。

里地における草原再生の講義
フィールドでの草原植物の観察

 2日目は、田淵先生から庭をデザインについて講義を受けた後、沿道の面している花壇4カ所に移動して植付けの実習を行いました。植付けは、まず、先月鉢上げした花の苗を花壇に仮置きして実際にデザインする際のポイントなどについて説明を受けた後、植え付けしていきました。夏の花壇が楽しみです。

庭のデザインについての講義
デザインのポイントについての説明
デザインを考えながらの仮置き
植付け作業

 2日目の午後は、平田先生から花と緑のまちづくり活動をリードしていくガーデナーとしての施工計画の作り方の講義を受けました。工種の拾い出しを行い、作業時間、作業人員、安全管理、工種の順序、完成期限を考慮した施工計画を班ごとに作成しました。翌日は、この施工計画に基づき、緑地施工実習と思っていたのですが・・・。

施工計画の作り方についての講義
班ごとに作成した施工計画を発表

 3日目は、緑地施工実習の予定でしたが、朝から激しい雨が降り、残念ながら翌月に延期となりました。替わりに7月に予定していました挿し木の次週を行いました。上村先生から植物の繁殖方法の一つである栄養繁殖である挿し木についての講義を受けた後、班ごとにフィールド内に出て、思い思いに木本や草本の穂木の材料を集めて回り、東作業舎に戻って挿し穂の調整をしたのち、挿し木を行いました。鋭い刃物で斜めに切り戻しを行いながら挿し穂を作り、木本は鹿沼土の育苗トレイに、草本は鹿沼土とバーミキュライトをミックスしたプラグトレイに挿しました。これらを西温室のミスト灌水で管理し、鉢上げ時に発根の状況を調査する予定です。

挿し木の採取
挿し穂の調整
育苗箱に挿し穂をさしていく
発根してくれるか楽しみです

 午後は、三木先生から病害や虫害の種類および農薬を使う化学的防除コツや注意点、生物的防除や物理的防除の方法などを学びました。

病害虫と防除方法についての講義

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