10月から始まる後期の本科コースは「自然に親しみ地域を知ろう」を目標にしています。
今月は、まちから地域全体の環境へと広く視点を広げていく考え方を学んでもらう目的で、テーマは「花とみどりのまちづくりから地域づくりへ」です。
10月4日から6日までの3日間、緑地のデザインと維持管理、景観の種類とスケッチ法、日本の植生と地域性や里地の草原再生等について学び、森林観察や分区園の管理、島内見学を体験しました。
2日目の緑地デザインと維持管理では、林先生の講義の後でメタセコ緑地の整備を行いました。
午後の里山観察入門では、本校の実習林内を歩いて森林観察をしました。森林の生態系や里山と人ととの関わり、里山の現状などについて学習しました。
森林の観察の後、分区園に行き、先月(前期)に植えた野菜の間引きや、新たにレタスの苗、カブやホウレンソウの種まきを行いました。12月の収穫祭が楽しみです。
3日目は午前中、沈先生の景観の種類とスケッチ法の講義・演習に続き、澤田先生の里地の草原再生についての講義と観察会があり、小雨の中実技フィールドの再生地を観察しました。
午後の島内見学では、地元淡路市内にある花とみどりの関連施設を見学しました。
1箇所目はカーネーション専作農家の中岡園芸の温室を見学し、中岡さんからカーネーションづくりの苦労話や輸入品との対抗策などについての話を伺いました。
2か所目はフルーツによる6次産業化に取り組む淡路島フルーツ農園を訪ね、代表の中谷さんよりご自身のこれまでの経緯とフルーツ農園の概要、6次産業化に向けた取り組みについての話を伺い、イチゴ栽培のハウスを見学しました。子供でもいちご狩りがしやすいように工夫されていました。