今月は「小さな空間のデザイン設計を学ぶ」をテーマに活用デザイン領域の先生方の指導を受けました。また花と緑の栽培実習では草本の挿し芽と樹木の観察を行いました。

 7月12日からの3日間行われ、初日は花と緑の栽培実習4として、草本の挿し芽を行いました。今回は札埜先生の科学はお休みで、代わりに樹木の観察を行いました。廣岡インストラクターの案内で、アルファガーデン内の樹木、特に今回は落葉樹を観察し、葉のつき方や形、鋸歯、葉脈など、樹種を覚えたり見分けるポイントについて観ていただきました。木の名前の由来を聞いたり、木の葉をルーペで観たりするのは初めての人も多く、熱心に観察してもらえたようです。

    

 2時間目の挿し芽は、ユーフォルビア、クフェア、シロタエギク、ハツユキカズラ、ローズマリーなど18種類の草本類(一部木本)を各班4,5種類ずつ挿し芽をしました。挿し芽のあとはメタセコ緑地で、城山先生から雑草についての話を聞いた後、緑地の管理を行ってもらいました。

                 班ごとに手分けをして挿し穂を作ります。       種類ごとにプラグトレイに挿しました。

 

 

 

雑草が多く映える時期、花壇の管理は大変です。

 

 

 


  2日目は岩崎先生から庭の設計Ⅰとして、現地調査、コンセプト設定、基本構想の検討を行い、図面を作成する実習を行いました。

 4班のグループをそれぞれ2,3人の2グループ、計8グループに分け実習を行いました。まず花の庭西側の石垣で囲まれた区域について、現地調査のうえ現況分析図を作成します。そしてこの区域のリニューアルに向けたコンセプトの設定をしたうえでゾーニングやデザイン、動線計画を作成し、基本構想平面図の作成までの作業を行いました。

 

 

                                       現況調査にはやはり樹木の名前も知っておく必要がありますね。

                        うーん。。どうしようかなぁ。。

 

 

最後に各班から検討結果について発表していただき、全員の投票で最優秀発表を選びました。     

 3日目は竹田先生から「庭園の美の原理」について、花のある環境をなぜ美しいと思うのか生物の遺伝子的な話から庭園の美しさに関する 評価の7つの因子について講義を受けました。皆さんが普段美しいと思う様々な風景についても、それらがなぜ、いつ頃から人が美しいと 思うようになったのかなど、興味深いお話を伺うことができました。

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