日増しに春を感じられる平成29年3月17日(金)に兵庫県立淡路景観園芸学校の修了式が開催されました。 直後の緊張もさめやらぬ中、研究科修了生の代表6人が藤原研究科長を囲んで研究科で過ごした2年間をふりかえって想い出を語り合いました。

 

藤原:今日の淡路景観園芸学校修了式では、皆さんに兵庫県景観園芸士の認定書が授与されました。おめでとうございます。早速ですが、この2年間を振り返って、学内外・寮生活などいろんな事をお聞かせいただけたらと思います。

藤原:この2年間を振り返ってみて長かったですか?

髙蓋:長いようで短かったです。

岡本:終わってみると短かったような気がする。

藤原:この学校は全寮制となっていますが、寮生活はいかがでしたか?

齊川:一緒に入学した全員が寮に住むという経験は初めてで、素晴らしく良かった。めっちゃ楽しかったです。

髙松:2ヶ月に1回ぐらいのペースでお誕生日会を集会室で開いていました。

藤原:寮生活だからできたことは?

髙蓋:みんなが近くにいるので、もらい物を食べようとなったときなどでもすぐ集まることが出来た。

髙松:夜遅くまでスタジオとかで作業をしていても、部屋が近いのですぐ帰られたことかな。

陳豫晥:中国の学生時代は、4人で一部屋、日本の大学時代は3人で一部屋だったので、最初一人部屋は寂しいと思いましたが、みんなが近くにいるので用があればすぐに会えるので、かえって一人になる時間ができて良かったと思いました。

齊川:寮の住人が知った人ばかりだから、すごく安心感がありました。

藤原:それでは話題を変えて、この2年間で一番印象に残っていることは?

陳豫晥:ALPHA祭でした。ALPHA祭の前はすごく忙しかったが、充実していました。

岡本:みんなと同じ行動がすぐとれたことや、その延長で旅行にも行ったりしたこと。

髙松:毎日、毎日楽しかったので、一番印象に残ったことは絞りにくいです。

 

齊川:自分は、子供と接するのが苦手で、プレイパークが始まる前は不安でした。ところが、当日になると子供達が自然と自分のところに寄ってきて、可愛く思え、あっという間に時が過ぎていきました。

石塚:僕は外に出ることが多かったので、普段の暮らしが一番印象に残っています。ジョギングを見守ってくれた朝日や夕方のサンセットショット。淡路島のここに住んでいるのだから当たり前みたいですけれど。

髙蓋:学部3年生の時にオープンキャンパスに来て、すごくのどかな気がしました。寮があるので、いつでも歩けると思うと淡路島での生活に期待が膨らみました。

髙松:リカレントで学部時代に1ヶ月間この学校・寮で過ごし事情がよく分かったので、オープンキャンパスには参加しなかったけれど、実際に入学したら、もっと楽しいことがいっぱいありました。

藤原:この学校の特色でもある演習の授業で良かった又は役に立ったと思うことはありますか?

岡本:地域の中に入って課題を見つけ出し、解決に向け取り組んだことは将来きっと何かの役に立つと感じました。

石塚:淡路市の摩耶地区で展望台の整備に取り組んだが、終わってから今後もこの地域の役に立ちたいという気持ちになった。私たちのやったことで地域が潤ったのが嬉しかったです。また、摩耶の人たちは摩耶のことは詳しいが、外から見た人は中の人が気がつかない魅力を教えることが出来、再発見することでそれを生かした地域再生の可能性のきっかけ作りになれたことも一つの成果としたいと思います。

齊川:演習をやっている内に将来やってみたいことが見えてきたので、就活も併せてイメージできてやりやすかった。

髙蓋:今までの大学の授業では、座学中心でイメージがあまり広がらなかったけれど、この学校へ来ていろんなところへ行き、現地で自分の目で確認することが大事ということがよく分かりました。

陳豫晥:学んだことを身につけるため、いろいろな現場を見て分かったことは、本を見るのと実際に行って見て気づくことが全然違うということでした。

石塚:学校自体が学習環境に恵まれていると感じました。

髙蓋:この学校にいると、自然と日常の中で学べたので、生活の中の記憶として残っており、公務員試験では、改めて勉強する必要はなかった。

 

髙松:学校のカラーガーデンとかの計画に携わると、演習で学んだいろんな工程のことを思い出すことで応用でき、役に立つように思いました。

藤原:地域を元気にしたいこと、学んだこと、繋がっていることがありますか?

石塚:授業の中で一から学ぶので、地域の人と同じ目線で考えることが出来たと思う。

髙松:学生だから、時間をかけて話を聞いたり、考えたりできることが良かった。

髙蓋:学校へ来て、見て、感じて欲しい。思った以上のものが得られる。授業すべてが繋がっている。生活の中でも自然に学ぶことができる。ホームページやパンフレットだけでは、伝えるのが難しい。

齊川:体験して学ぶ。淡路島に2年間いるだけで知らないうちに身についたように思う。どっぷりとつかってみないと分からない。

岡本:話を聞いただけでは良さが分からない。見て、来て、感じたことがすべてです。

石塚:この分野を学ぶのであれば、都会では得られないものがいっぱいあると思う。

陳豫晥:3年間神戸に住んでいたので、淡路へ来たときに最初は静かな環境に戸惑いましたが、慣れるにつれ、良さがじわじわ分かってきました。

石塚:淡路島の北にあり、交通の便が良いので、都会にも近いということをもっとアピールするべき。

髙松:島ということで辺ぴと思われていることもあるので、迷わず来て!絶対後悔しない!!

藤原:それでは、最後に社会人になってやりたいことは?

齊川:会社では、これから独身寮に入るのですが、この学校の寮の経験を活かしたいと思っています。また、授業で指定管理の方と関わったたことが、自分のこれからの職場で生かせるものと確信しています。

岡本:僕は、庭の設計の会社に行きますが、実際に施工までやって、よりいいものを造っていきたいと思います。

髙蓋:私は、公務員としてこれから公園やまちづくりを行っていくので、この学校で得られた関わりを大切にしたいと思います。

陳豫晥:私は、インバウンドについて研究し、アンケートも行い、大勢の外国人とも接したことで、コミュニケ-ション能力を身につけることが出来ました。島内のホテルに就職が決まり、ここで学び得た能力を生かし、淡路島にたくさん外国人をお迎えしたいです。

髙松:私は、土木系の公務員として働くことになりますが、自分の関わること以外もどんどん吸収して学ぶことをやめずに頑張りたいと思っています。

石塚:僕は、コンサルタント会社から地域、地方のまちづくりに携わりたいです。三分野いろんな視野から現実を眺め、グリーンインフラを極めてゆきたい。また、この学校で得られたいろんな人とのつながりを財産として、今後にきっと役立てていけると思う。

藤原:みなさん、2年間よく頑張りました。また本日は貴重なお話しどうもありがとうございました。これからもお元気でご活躍ください。

参加者:石塚、齊川、陳豫晥、藤原研究科長、髙蓋、岡本、髙松、・・・7名  15:10~16:00

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