研究科14期生(2022年度入学)

令和4年度入学生4名の志望動機、学生生活についてインタビューを公開しました。当研究科を志望される方は受験経験者からの情報として役立てていただければ幸いです。

Aさん

一般選抜

茨城大学 農学部 地域総合農学科

入学のきっかけ

学部時代は農学部でした。就職活動を通して、今まで知らなかった職業を沢山知ることができました。その中で造園分野に自分は進みたいと気づきました。しかし、造園の知識、経験もなく、就職活動にて造園分野の内定を頂くことは出来ませんでした。諦めきれない時に、研究室の先生にこちらの大学院を紹介して頂き、ここなら沢山経験と知識を得られるだろうと思い、入学を志願しました。

受験対策

オープンキャンパスに行かないと過去問が貰えない、と学生インタビューに書いてあったので、早速夏のオープンキャンパスに参加しました。そこで貰った過去問と、『造園の本』を元に勉強しました。テスト本番では、記述式の問題に上手く対応することができず、『造園の本』以上に、もっと幅広く知識を学んでおいた方が良かったと思いました。

学校のお勧めスポット

分区園とヤギと温室がお勧めです。分区園は授業の一環で、一区画自分の畑を与えられ、野菜を育てる場所です。たまに野菜の様子を見にきて、成長がわかるのが楽しいです。また分区園のある周辺は広く見渡せる自然豊かな景色なので落ち着きます。分区園の隣にヤギがいるので、エサをあげたり散歩したり戯れることができ、癒しになります。温室は、花が沢山あり綺麗なのと、寒い時に入ると暖かいのでありがたいです。

お勧め授業

生活空間デザイン演習の授業がお勧めです。この授業では毎回何かしら創作物を創ります。自分で好きにデザインでき、頭を使わないで感覚で創るので、息抜き的な存在の授業です。作品を持ち帰るので机の上に溜まっていき、思い出が増えて楽しいです。

レジデンスでの暮らしの情報

入寮して初めの頃は漠然とストレスが多くとても辛かったです。次第に慣れます。虫も嫌いでしたが慣れました。ムカデが部屋に出たのですがスムーズに外に放り投げるまでに成長しました。部屋の中は虫はそんなに多くないですが、外には沢山の虫がいます。部屋は、初めは狭いと思ったのですが、綺麗ですし意外と広いです。満足しています。

受験生に何か一言

大して志願していない就職先に行くよりも、ここに来た方が良いです。選択肢が増え、視野が広がったなと思います。尚且つ就職活動のピリピリした雰囲気もなく、自然豊かで人も暖かくゆったりしており、色々と落ち着くことができます。自分の志願先を迷っている人も、ここで生活する中で自分のしたいことをゆっくり見つけて行けば良いと思います。先生方も優しいので相談に乗って下さいますし、様々な経験を積んだ方が多いため良いアドバイスを頂けます。ここにきて本当に良かったと思っています。後悔はしないのでオススメです。ファイト。

 

 

 

Bさん

一般選抜

北海道大学 理学部 化学第2学科

入学のきっかけ

大学を卒業してすぐ素材製造の会社に入社し30年超勤務していました。50歳を過ぎた頃から会社を退職したら、子どものころから自然の中で遊ぶのが好きだったこともあり、自然や環境保護に関わりたいと漠然と考えていました。そのようなことに関係するボランティアや「森林インストラクター」などの資格のことをネットなどで調べていたところ、この学校ことを知り興味を持ちました。
その後、住んでいた市の緑化ボランティア講座を受講したりしていましたが、担当する仕事の区切りがついたタイミングで受験することを決意しました。

受験対策

オープンキャンパスでいただいた過去問題を参考に関係のありそうな本を読み、分からないことを調べたりしました。また、環境・生物多様性関係の新聞記事等は読むようにしていました。
英語は長く触れていなかったので不安がありましたが、過去問題ではあまり難解な文は出てなさそうでしたので、子どもの大学入試時の英単語の本を読んだり、植物や園芸関係の英単語を眺めたりしていました。

学校のお勧めスポット

いろいろありますが、やはり天気が良い時のカフェテリアから海を臨む景色はたいへん素晴らしいと思います。5月初めに咲いたヒトツバタゴの花は今まであまり見たことがなかったですが、青空に映えて美しいなと思いました。季節によって様々に変わるであろう風景がいまから楽しみです。

お勧め授業

「里地里山の保全管理演習」や「保全管理基礎演習」がお勧めです。
生物多様性を考える上で、重要な現場に行って実際にいろいろな生物に会うことができて、私自身はたいへん世界が広がりました。個人でこのような場所に行って多くの生物を見るのは初心者には難しいので、経験豊富な先生たちと見て回るのは楽しいし、勉強になります。

レジデンスでの暮らしの情報

レジデンスの部屋はまずます快適です。標高200mほどですが、5月になっても朝夕は少し寒いですね。夏はまだ経験していませんが、冬は寒そうだなと思っています。自然豊かなのが良いところですが、その分、虫も豊富です。苦手な人は何らかの対策が必要かもしれません。
近くに買い物できるところがないので、その点は少し不便です。生協さんの宅配もありますが、急に必要になるものとかもありますし車かバイクは欲しいところかと思います。

受験生に何か一言

過去の学生インタビューなどを見て、社会人経験の長い人も結構いるのだなと思い、私も入学してみたい気持ちになりました。長年ひとつの会社で働いていたので、その生活を変えるのは不安が大きかったですが、今は会社定年後の時間も結構長いですし、その時間を納得できるものにしたくて思い切りました。

今は自分の子供と同年代の人たちとも一緒に学んでいますが、世代ギャップは多少感じながらも、楽しく学生生活を送っていますし、様々なバックグラウンドを持つ先生や学生に大いに刺激を受けています。

私は保全領域を主に勉強したいと思って入学しましたが、施策マネジメント領域や活用デザイン領域で取り扱う、都市計画や緑地活用やデザイン、バリアフリー、コミュニティといったものについての授業も興味深くおもしろいと感じますし世の中の見方が広がります。真に現代の社会に必要とされるものを実践的に学べる学校だと思いますので、興味のある人は是非挑戦してみて欲しいなと思います。一緒に学びましょう。


 

 

 

Cさん

総合型選抜

北里大学 海洋生命科学部 海洋生命科学科

入学のきっかけ

大学では、主に沿岸域、河川やため池といった水環境や水生生物全般について学んでおり、実習や調査でフィールドへ出て様々な環境と触れ合う機会が多かったです。その中で、緑環境の見識も深めることで、より幅広い視点を得たいと考えるようになりました。そして、ビオトープ管理士の資格取得のための勉強の際に本学の存在を知り、オープンキャンパスに参加しました。海に囲まれ、緑豊かな淡路島で実践的な教育を受けられる学習環境がとても魅力的で、受験することを決意しました。

受験対策

オープンキャンパスでいただいた過去問を制限時間に注意しながら解きました。特に小論文は今までに対策をしたことがなかったので、環境系の問題が多く載っている参考書を買って補強しました。修学計画書やプレゼン発表用のパワーポイントは、大学の指導教諭や研究室の先輩にみていただき、伝わりやすい内容になるようにしました。なお、プレゼン発表に関しては、卒論研究の内容を中心に大学院での学びと繋げることを意識して作成しました。

学校のお勧めスポット

1つ目は、レジデンスから校舎までの通学路です。鳥の鳴き声(朝はウグイスやホトトギス、夜はフクロウも)を聞きながら植物などの生き物を観察して歩くことができます。
2つ目はスタジオです。テーブルと机が一人一台あり、集中して作業ができます。疲れた時は、部屋の中心にある大きなテーブルで友人と話してリラックスもできます。

お勧め授業

「里地里山の保全管理演習」です。里山や水田などの里地生態系の見学のために兵庫県内の各地を巡ります。どこも一人ではなかなか訪れにくい場所ですし、先生の解説を聞きながら景色や生き物を見ると新しい発見も多いです。

レジデンスでの暮らしの情報

食料や生活用品の買い出しは、車やバイクがないと少し不便ですが、スクールバスやコープさんのおかげでなんとかなっています。全寮制での暮らしは、生き物や自然が好きな人であれば、少しの不便さ以上に得られるものは大きいと思います。

受験生に何か一言

受験するかどうか迷っている方は、ぜひ一度キャンパスを訪れてみてください!

 

 

 

Dさん

外国人留学生特別選抜

神戸国際大学 経済学部 経済経営学科(会社経営専攻)

入学のきっかけ

学部の授業を受けているときに、経済活動が環境に悪影響を与えていたことがあるということを学んだことがきっかけで環境問題について興味を持ちこの大学院を知りました。

受験対策

研究計画書に力を入れて、書きました。自分の勉強したいことを自分の言葉で言えるように練習しておくことが私の対策でした。

学校のお勧めスポット

ガゼボのところがお勧めです。涼しく、ちょうど学校の中心にあるので、学校の景観が見られるところです。

お勧め授業

地域資源・観光プロデュース、景観計画デザイン論、施策マネジメント基礎演習などがお勧めです。地域資源を活用することや、景観をどうデザインするかということや、本を読んで、議論することによって、「造園」の知識を身に付けられたりすることがお勧めの理由です。

レジデンスでの暮らしの情報

移動するのは少し不便ですが、車を持っていなくても、学校のバスで出かけることができます。他の学生もみんな寮に住んでいるので、なにかあったらすぐ周りのみんなに助けてもらえます。

受験生に何か一言

試験頑張って、2年間楽しんでください。

 

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