震災後、3年と半年が経過した宮城県ですが、復興はまだ半ばです。しかし、各地でみどりを活用して復興支援を行ったり、まちづくりを行ったりしている団体やグループが数多く存在します。そのような団体とともに「みどりを活用し、地域を元気にする交流フォーラム」を開催しました。

震災は、広範囲でしかも大きな被害を受けていることから、それぞれの団体やグループの交流や連携、相互支援などはまだまだの状況が続いています。兵庫県では、1995年に阪神・淡路大震災が発生したのち、約1年後から、みどりを活用した復興支援グループのネットワークが広がっていきました。「阪神グリーンネット」と呼ばれるものもその一つです。今回、宮城県は仙台で開催したフォーラムは、(特定非営利法人)アルファグリーンネットが、兵庫県の助成金をとって、実施したものです。淡路景観園芸学校や兵庫県立大学の共催者として、連携して、フォーラムの開催を支援しました。

仙台で開催した、「みどりを活用し、まちを元気にする交流フォーラム」は、熱い熱気あふれる盛況のうちに終わりました。集客がとても心配でしたが、最後は皆さんの力で市民や専門家、国、県、市の行政マン、地域は、北海道や淡路島まで、多種多様な方々が集まることができました。これをきっかけにネットワークが、もっともっと、強く、太くなればと思います。

★★★フォーラムの状況は以下の通りです。

まず、開会の挨拶は、仙台・宮城NPOセンター事務局長の伊藤浩子氏です。その後、(特)アルファグリーンネットの今井正昭氏が行いました。

基調講演は、北海道で活躍されている「ブレインズ」の内倉真裕美氏、北海道のガーデンアイランドの活動を報告してくださいました。二人目は宮城大学事業構想学部教授の平岡善浩氏。震災復興の状況について説明してくださいました。参加者は約70名、集客に苦労しましたが、当日は大入りに盛況でした。

その他、事例報告として宍戸多恵子氏(みどりの手をつなごう)、鎌田秀夫氏(3.11花と緑の力で3.11プロジェクトみやぎ委員会)、根本氏暁生氏(冒険遊び場せんだい、みやぎネットワーク)、徳水博志氏(雄勝花ものがたり)、今井正昭氏(アルファグリーンネット)などの発表ののち、パネルディスカッションを行いました。コメンテーターとして林まゆみは、兵庫県の震災復興の様子や東北支援について意見を述べました。

会は活発な議論ののち、最後に宣言文を採択、署名して終わりました。とても充実したフォーラムになったことをスタッフで喜び合いました。今後の継続につなげていくことが期待されています。(林)

 

 

 

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