
研究科16期生(2024年度入学)
総合型選抜
川崎医療福祉大学医療技術学部 リハビリテーション学科 理学療法専攻
入学のきっかけ
病院・福祉施設で働いている中でコロナ禍をきっかけに、緑環境は人々の健康に大きく関わっていると感じ、緑地の健康効果について興味を持ちました。
誰でも利用できる運動・活動の場として、緑地を活用し、健康寿命の延長・ウィルビーイングの向上を図ることで、医療費増大などの社会問題の解決策の一つになるのではないかと考え、緑環境や緑のまちづくりについて学びたいと思い、受験を決めました。
受験対策
別分野からの受験で、知り合いの受験者もいなかったため、過去の学生インタビューを参考に対策しました。
小論文対策としては、環境・造園にかかわる情報を調べたり、HPの教員コラムを読んだりして引き出しを増やすようにしました。
修学計画書、プレゼンテーションに関しては、「前職の経験」を「緑環境を扱う専門家」としてどう生かしていくのか、つながりを意識して、作成するようにしました。
学校のお勧めスポット
沈床庭園から分区園までのトンネル
トンネルの中からみた沈床庭園、分区園の眺めが好きです。
スタジオ
家では集中できないタイプなので、24時間使える自分のブースが学校にあるのはありがたいです。
お勧め授業
どの授業も知らないことばかりで、面白いです。最初は、保全・デザイン・マネジメントの授業をまんべんなく取るのをおすすめします。
とにかく楽しいのは、「保全管理基礎演習」「里地里山の保全管理演習」です。様々な対象地に行けますし、先生方から直接、動植物について教えてもらえるので、世界が広がり普段の散歩が楽しくなりました。
レジデンスでの暮らしの情報
動植物に囲まれ毎日が楽しいです。虫が苦手な人は大変かもしれません。
社会人の方で、教育訓練経費の給付制度を利用される方は、車が必須かと思います。給付金をもらうためには定期的にハローワークに行く必要があり、ハローワークは洲本にしかなく、車で1時間ほどかかります。
受験生へメッセージ
社会人経験、他分野からの進学であったため、入学するまではとても不安でしたが、入学してみると緑環境に興味のある同志がたくさんいて、毎日楽しく過ごせています。興味のある方は、ぜひ一度オープンキャンパスなどで学校に足を運んでみてください。
総合型選抜
徳島大学 総合科学部 社会総合科学科
入学のきっかけ
学部では心理学を学んでおり、卒論では植物が与える心理的効果に関する研究をしました。研究を進める中で、植物について深く学びたいという思いと、将来は緑を生かしたまちづくりに携わりたいという思いが強くなったため、受験することに決めました。
受験対策
修学計画書は、自分をアピールできるように意識しつつ、学部でお世話になった先生にお力添えをいただきながら作成しました。筆記試験については、過去問を数年分解きました。英語は時間内で解けるように、小論文は構成の下書きを素早く作れるように、それぞれ練習しました。面接やプレゼンでは、学部で自分が学んできたことを生かせるように意識しました。総合型選抜の対策としては、緑環境の分野について調べておくことに加えて、これまでに自分が関わってきた分野を復習しておくのも有効だと思います。
学校のお勧めスポット
講義室の窓から見える景色が素敵です。これまでに自分がもっていた「教室から見える景色」のイメージとは違っていて、気分の落ち着く眺めがあります。
お勧め授業
「市民主体の緑環境マネジメント演習」は、特定の場所を対象に課題解決について考えるので、とても実践的で面白いです。他にも実践的な授業はたくさんあるので、どれもおすすめです。
レジデンスでの暮らしの情報
静かなところが本当にありがたいです。周りの部屋には同期や先輩方しかいないので、普通のマンションで一人暮らしをしていたときよりも、安心して暮らせているように感じます。虫もいますが、当然いるだろうと思って入学したので、すぐ慣れました。
受験生へメッセージ
ここは周りの人たちとの繋がりを感じながら成長できる場所だと思います。迷っている方もいらっしゃると思いますが、学びを広げたいのであれば強くおすすめします!ぜひ一緒に楽しみましょう。
外国人留学生特別選抜
北京農学院(三年間北京林業大学で勉強しました)風景園林学専攻
東京農業大学大学院研究生
入学のきっかけ
日本庭園に関する研究論文を探していたときに、この学校を発見しました。すぐにオープンキャンパスに申し込みました。私は日本庭園の設計と技法を学びたかったので、この学校を選びました。
受験対策
まず、面接で日本語を話す能力(会話力と聴解力)を示すことが重要です。試験にはプレゼンテーションが含まれるので、パワーポイントを使って短くまとめつつ、伝えたいことを全て含めるように心掛けました。また、発表内容を一週間で何度も練習しました。面接時には、先生方から発表内容に関する詳細な質問がありました。この部分もしっかり練習しておくことが重要です。私の入試準備期間は短かったため、できれば早めに始めることをお勧めします。
学校のお勧めスポット
スタジオです。勉強している時に心が落ち着きます。
お勧め授業
「樹木植栽管理演習」です。造園の技法を学べる上、造園技術士の技能試験の内容に関する実地練習が行えます。
レジデンスでの暮らしの情報
毎日中庭の花や野菜の世話をして、美しい景色を楽しめる。また、集会室があるので飲み会を行えます!
受験生へメッセージ
ここの魅力は体験しないと分からないよ!
一般選抜
琉球大学 農学部亜熱帯農林環境科学科
入学のきっかけ
土壌学について勉強しているうちに、自然と親しめるような公園造りに興味がわいたため。
受験対策
園芸がわかる本と過去問を主に勉強しました。とくに辞書を早くひけるように練習しました。生物学の基礎や庭園の種類(名称や使われている技法など)について知っておくとよいかなと思います。造園施工管理技士のテキストを勉強しておけばよかったなと思います。
学校のお勧めスポット
四季の庭:水の流れが心地よいです。
分区園からの眺め:視線を遮るものがなく、開放感があるので好きです。
お勧め授業
里地里山の保全管理演習
主に里山の環境でいろいろなことができるので好きな方にはお勧めです。
レジデンスでの暮らしの情報
車がないとちょっときついかも。インターネット環境がないので要注意です。食料品と日用品はコープこうべと契約すればある程度揃います。
受験生へメッセージ
無理なく受験してください。
一般選抜
神戸学院大学人文学部人文学科
入学のきっかけ
仕事を辞めて再び大学に通う中で、大学院の進学を検討していました。
大学の卒業研究を進める際、「オープンスペースのデザインができるようになりたい」と考えるようになり、受験を決めました。
また淡路緑景観キャンパスは、大学から見えるほど近い場所にあるので、こんな近くにあるなら受験するしかない!と、近さが理由で受験を決めた部分もあります。
受験対策
「造園がわかる本」のほか新書や専門書を読んで専門科目対策をしました。
また、英語については、大学受験用の長文英語問題集や院単で対策しました。
他にも学部の授業で習った内容のうち、入試に関連しそうな範囲を復習しました。
とにかく自分が苦手なことや範囲を克服して、受験に備えることが重要だと思います。
学校のお勧めスポット
四季の庭
川の流れの音を聞きながら景色を眺められるので、気分転換にピッタリの場所です。
天気が良い日は大阪湾まで見通すことができます。
お勧め授業
庭園文化論
日本庭園の歴史、手法などを、実際に施工している企業の方に教えていただくことができ、学校内の庭の剪定作業もできます。現場の方のお話を聞くことができる、貴重な講義の1つです。
レジデンスでの暮らしの情報
緑に囲まれてのびのびと生活できる環境です。
虫の多さと大きさは都市部の比にならないので、虫が苦手な人は大変だと思います。虫が平気な人はよく虫退治に出動しているとか…。
また、車やバイクが無いと普段の買い出しや移動は不便です。自転車(ロードバイクなど)に自信がある人でもかなりキツいと思います。実際かなりキツいです(経験談)。
受験生へメッセージ
他分野から受験することに抵抗を感じたり不安に感じたりする方もいるかもしれませんが、意外と文系や他分野出身の人も多いので、臆せずチャレンジしてみるのが1番だと思います。
まずはオープンキャンパスで、この学校の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。