私はすべてのプログラムを通して、みんなが大きな声で笑ったり話をしたりできて、プログラムに参加していただいた方と楽しい時間を過ごせたことが、何よりよかったと思います。

 1日目、私は亀が森公園で西公園プレーパークの会の人と一緒に活動しました。初めは様子を見ながらと思っていたが、子供達の方から積極的に絡んで来てくれたので私自身とても楽しく活動できました。またこの日、このプレイパークで初めて「ポケモンいえるかな」♪のコンサートを子供達が自発的にやり始めたそうで、私達を歓迎してくれているのだと思うととてもうれしかったです。しかし、その事実を知ったのがプレイパークが終わった後だったので、そういう気持ちで聞けなかった事が少し残念でした。

 2日目は花苗緑化、フラワーアレンジメント、プレーパークのすべてのプログラムで、被災者の方と関わる事ができました。花苗緑化では、人数のカウントのミスや、1人の人とゆっくり話をする時間がなく、慌ただしく終わってしまいました。それでも、住民の方が開始の30分も前から来でいたので始める前に少し話ができました。

 フラワーアレンジメントでは、参加者の方の写真を撮ったり、ゆっくり会話を楽しむ事ができたりしました。「こんなに笑ったの、久しぶり」と言う声や、「花はいいね~」という声や、「この花が終わってもそこらに生えているきれいな花やススキを使ってフラワーアレンジメントに挑戦しよう」、などという声がきけ、前向きな気持ちになってもらえて良かったと思いました。

 プレイパークでは、リーダーの数が少なく、ゆっくりと子供達と話す時間はありませんでした。また短い時間であったため、子供同士の新たな友達をつくるまでには至らなかったかもしれません。もともと仲の良かったメンバーで集まって遊んでいたようです。子供達は小学校が同じでバスも一緒なのでそのうち友達も増えると思います。

 3日目はせせらぎ公園の復旧の手伝いと、東松島町や松島市の視察を行いました。
 せせらぎ公園の復旧活動ではひたすら、生い茂った草を抜いていました。やりながらこのような活動は被災者の方にとってもストレスの発散になるのではないかと思いました。ひたすら抜くという行為と、抜き終わった所を振り返った時の達成感が私は好きです。被災者との会話のなかで男性のお年寄りが家にこもっている、という事を聞いたのでこのような復旧イベントのような形でみんなが参加して、復旧して行くようにできたらいいなと思います。

 東松島町では、被害が大きく、またあまりに津波の被害がそのままの状態で残っていて、よく分からない感情がこみ上げてきて、涙が出てきました。これは町が津波によって湖のようになってしまった所を見たときも同じでした。
 被災してそのままの家屋を見たとき、仮設住宅で笑ってお話しておられた方も同じように家を流されて、私が感じたより遙かに大きなショックを受けていたのだと思うと、必死で今の生活や精神状態を保っているのだということを実感し、被災者の強さを感じました。

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