公開授業の実施(2014年度報告)

 

①「生活空間デザイン演習(5月30日)」

内容:1.寄せ植え作成,2.作品発表

参加教員:金子みどり講師 他

感想:最初に今日の講義の概要説明があり,参加しやすさを感じました。また寄せ植えの説明は,各工程の理由づけがあり,理解を深めることができていました。さらに質疑応答が適所にあり,一方的でない,双方向の授業になっていました。一方,実技では,工夫点(例.土をこぼしてもよいようにトロ舟の中で作業)が説明され,実務につなげることができると感じました。また,作品の管理方法の説明があったため,各学生は今後の自分の役割を知ることができたと思います。授業に参加し,自分で寄せ植えを作りたくなる内容だった。特に,工夫された鉢(プラスチックの安価な容器を見栄えのあるものに変身させる)は,完成作品の出来栄えを変え,創作意欲を高めることができると感じました。

 

②「緑地環境評価論(6月17日)」

 内容:バリアフリーの仕組みづくり

参加教員:札埜高志講師 他

感想:導入,事例,まとめのバランスが良く,かつ一貫性が有り,聞きやすい授業でした。教員自身がかかわっている委員会などを事例として取り上げたことにより,授業テーマである「バリアフリーの仕組みづくり」の解説に臨場感がもたらされ,学生にとって大変理解しやすい内容になっていました。障害当事者に参画してもらう際には,彼らの声をやみくもに取り上げるのではなく,戦略を持って付き合う必要があることを取り上げたことは,学生が同様の立場になったときにとても重要な意味を持ってくると思われました。一方,時間が限られているので難しいかもしれないが,各事例の背景や詳細を省略せずに解説できれば,授業がさらに効果的になると考えられました。また一部,情報量が多すぎると思われるスライドがありました。それらのスライドは2枚に分割したり,文字数を少なくしたり,図を拡大して表示する方が良いと思われました。

 

③「生活空間デザイン演習(7月28日)」

内容:個人庭のランドスケープデザイン作品発表

参加教員:嶽山洋志講師 他

感想:制作発表会は複数教員がそれぞれに役割を持って取り組むことが有効だと感じました。具体的には沈教授が全体の進行および発表内容の補足をされ,城山教授および内田インストラクターがコメンテーターの役割を担っており,学生にとっては多角的な視点で評価をしてもらえるのでためになる形式であると感じました。特に実務的な視点(管理や施工時に難しいと感じる点や植物の特性に応じたデザインなど)からのアドバイスは学生にとって有益な情報であったと思います。また,デザインに個性があることはもちろんですが,発表の仕方についても平面図だけでなく,CGや模型,スケッチなど工夫をされていることがわかりました。

 

 

 

2015年度以降の公開授業実施報告はこちらをご覧ください。

PAGE TOP